2006年12月25日 17:09


01. エンターテイナー / ラッパ我リヤ
02. カスタマイズ / MABO from N.M.U.
03. CRIMINAL JUSTICE / G-DX feat. FRISCO KID
04. 時の流れに身をまかせ / K DUB SHINE feat. DJ OASIS, 童子-T
05. #844 / 山田マン
06. HILL & GULLI SMOKERS / BLACK SMOKERS feat. KING MONGOL
07. HONBAN 2003 / FIRSTKLAS feat. AKTION, Q, 山田マン, MINESIN-HOLD
08. BOOM!!!!! / MINESIN-HOLD
09. やったらイイやつ / 山田マン, BACKGAMMON, INDEMORAL, 三善善三
10. #9629 / 山田マン
11. さわげ / ラッパ我リヤ





ラッパ我リヤ初主演映画「3on3」。
映画の出来はイマイチだったものの、映画のサウンドトラックである本作の完成度は相当高い。
アトミックボム揃い踏みの「時の流れに身をまかせ」はDJオアシスのオリエンタルなトラックの上で、
三者が映画の内容に沿って自分達がヒップホップ・ゲームに参加するまでの過程をラップする。
K・ダブ・シャインによるフック「時の流れに身をまかせ ずいぶん昔は親も泣かせ
一度の人生華咲かせ なめてた奴らの鼻明かせ」もらしい仕上がり。
シンクタンク参加の「HILL&GULLI SMOKERS」が始まると今までの流れが断ち切られ、
アルバムが一時彼ら独自の世界に支配される。
曲は彼等らしい良い意味でダラダラしたもので、非常にかっこ良い。
ファーストクラス・プロデュースのアクションを迎えた「HONBAN 2003」は、
我リヤとアクションの相性も抜群でかなり濃い仕上がり。
女性コーラスを加え若干柔らかくなったリミックスも悪くないが、
どこまでもソリッドなオリジナル曲の強度は抜群で我リヤファンなら気に入ること間違い無し。
純粋な我リヤの曲は最初と最後の2曲だけだが、
どちらも小細工無しでビートとライムのみで聴かせるストレートな内容になっており、出来も非常に良い。
本作の発表は4th発売の数ヶ月前だが、
4thで大幅なスタイル・チェンジをする直前の山田マンの非常にオーソドックスなラップを堪能することが出来る。
また走馬党の他のトラックメーカーに押されがちだったDJトシは、今作辺りからトラックの質が上がってきたと思う。
スキットを除くと実質9曲しかない本作だが、聴き所満載で捨て曲は全く見当たらず、隠れた名盤だと言える。
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