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STRAIGHT FROM THE UNDERGROUND / NITRO MICROPHONE UNDERGROUND

2010年12月10日 23:30

多方面から高い評価を受けた前作から4年、勝負の1枚となったグループ2枚目のアルバム。

 2004.8.25 Release

01. STRAIGHT FROM THE UNDERGROUND
02. D.R.V.
03. ONE DROP
04. HIGHEST FLOOR
05. 毒々 feat. TOKONA-X
06. 10%無理 feat. MURO
07. THRILL FLIGHT feat. odeco de gocci
08. 地下の帝王
09. DOWN THE LINE
10. たてめえん
11. MIDNIGHT MIC RELAY
12. ナイビバFIVE feat. KASHI DA HANDSOME
13. SOAP(オーストラリア)
14. 悪戯伝話
15. STILL SHININ’

HIPHOPに限った話ではないのだが、ファーストアルバムの呪縛というものがある。
それは、1枚目のアルバムの完成度があまりに高いと、
以降の作品がどうしてもその壁を越えられないというジレンマを抱えることだ。
名盤が生まれる背景には、豊かな才能だったり、環境だったり、熱意があったりする訳なのだが
偶然というかまぐれの要素もやはりある。
名盤に続く作品には物凄い期待とプレッシャーがかかることになるが、
そんな超高いハードルが越えられることはまず無い。
完成度が高すぎた日本語ラップのファーストアルバムとして筆頭に上がるのが
本作の前作にあたる「NITRO MICROPHONE UNDERGROUND」だ。

本作は前作を超える事は残念ながら出来なかった。その原因の1つがトラックだ。
前作はたまたまなのか確信的なのかは分からないが、複数のプロデューサーの用意したトラックに
ニトロという抽象的な存在を確かに表現する「何か」があった。
それはどういう意味かと言われたら雰囲気としか言いようが無いのだが、
とにかくそれらのトラックがアルバムに集結することでニトロという存在を確立させていた。
だが、本作のトラックから受けるニトロ像はバラバラでとっ散らかった印象しかない。
楽曲単位の出来は決して悪く無いのだが。

もう一つの原因は、前作にあった得体の知れなさが無くなってしまったことだ。
理由としてメンバーそれぞれがソロ作品を発表したことにより、
メンバーの全貌がリスナーにばれてしまったことがあげられる。
1枚目が出た頃は誰が誰だが分からないガヤガヤ感がアルバムをよりスリリングに聴かせていた。

またファーストアルバムはそれまでに発表された楽曲の多くを再録しておりベストアルバム的な側面も強かった。
その為個別の楽曲のクオリティが高いのは当然とも言えた。
それに比べ本作は1stアルバムの後に発表された楽曲は収録されておらず、全て新曲で勝負している。
発表済みでも出来の良い曲はアルバムに入れといた方が、作品の新鮮味は薄れるが完成度は上がっていた。
具体的には「NITRICH」「WATACK」「UPRISING」は入れとけば良かったと思う。
3rdアルバムに「SPECIAL FORCE」が入ってなかったら印象は全然違っていたはずで。

それと、前作大量にあった遊び心のあるスキットが殆ど入ってないのもマイナスポイントだ。
ガチガチのマイクリレーがひたすら15曲続くのは正直厳しい。

色々言ったが、ファーストアルバムの呪縛とここまで善戦した作品も珍しいかもしれない。
3枚目のアルバムは明らかに戦う気が無かったみたいだし。

mic02.gif


STRAIGHT FROM THE UNDERGROUND / NITRO MICROPHONE UNDERGROUND


STILL SHININ' / NITRO MICROPHONE UNDERGROUND


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