--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

BREATHE / SEEDA

2010年11月21日 23:30

 2010年8月25日発表作品

01. SET ME FREE
02. FLAT LINE feat. TYC
03. THIS IS HOW WE DO IT
04. TAXI DRIVER
05. ReBARS feat. MoNDoH
06. BIX 90's
07. BREATHE (skit1)
08. MOMENTS
09. 電波電波 feat. D.FOCIS, 4WD
10. LIGHTS feat. lecca
11. skit
12. 道(23区) feat. MC 漢 from MSC
13. 影絵(川崎~太田) feat. bay4k from SCARS
14. alien me
15. 鋭利
16. DREAMIN'
17. WISDOM CRADA REMIX feat. EMI MARIA, ILL BOSSTINO
18. BREATHE (skit 2)
19. LIFE SONG feat. DAVID BANNER



ビーフや引退騒動、ベストアルバム発表を経てのSEEDA8枚目のアルバム。

「GREEN」までの突き詰められたバイリンガルスタイルを捨てた「花と雨」以降、
言葉の響きを大切にしながらも様々なフロウを試してきたSEEDAだが、本作で「花と雨」以降のスタイルを完成させた。
前作「SEEDA」までは実験的な突飛なフロウを曲によっては使用していたが、
本作は攻撃的なビートの上で鋭利に言葉を放り込むにしても、柔和なトラックの上で歌詞を聴き手にフラットに届けるにしても、
「歌詞カードを見なくても言葉を聴き取れること」と「言葉を美しく響かせること」のどちらもを両立させている。
前作までのスタイルから大きくは変わっていないが、良い所が伸ばされ悪い所が取り除かれている。
進化が止まらないBACHLOGICや海外勢のプロデューサーが用意した
バリエーション豊かなフレッシュなビートを抜群の安定感で乗りこなしており、豪華な客演陣の必要性を感じない程だ。
アルバム全編で非常に素晴らしいラップをしているだけに、これ以上改良の余地はあるのだろうかと、次回作以降が心配になってしまう。

麻薬の売人だった過去や姉の死など自身の波乱万丈な人生を切り売りするように綴った「花と雨」以降の作品は、
現在の自分の事を歌ってきた彼だが、本作では「BREATHE」というタイトルからも分かるように日常の生活から感じたことを丁寧に描いている。
彼が多くのリスナーから高く評価されているのは、ラップが単に上手いだけでなく、日常からドラマチックな歌詞を生み出す感性に因るのだろう。
前作「SEEDA」は自分の意見を主張するのを重視し過ぎて聴き辛い所もあったが、表現力が高まった本作では、
様々な比喩を駆使した巧みな表現をしている為に、言葉がナチュラルに頭に入ってきて、例え彼と考えが異なっても不快に思うことは少ない。
むしろ彼の表現力の前で自身の思想が影響を受けそうな位だ。怖い怖い。

SEEDAの躍進はまだまだ続きそうだと思わせてくれた素晴らしい一枚だが、個人的に次回作のハードルは果てしなく上がってしまったなぁ。

THIS IS HOW WE DO IT / SEEDA


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://taill.blog72.fc2.com/tb.php/228-070f850f
    この記事へのトラックバック


    最新の記事


    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。