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OASYS / KREVA

2010年09月15日 23:30

 2010年9月15日発表作品

01. 道なき道
02. かも
03. たられば feat. SONOMI
04. 最終回
05. エレクトロ・アース・トラックス
06. Oasys
07. Changing Same
08. Reprise ~道なき道~



前作「心臓」はラップから少し離れてしまった印象で、極端なメロウネスさが自分は受け入れがたがった。
それに続く最新ミニアルバムである本作は、前作で突き詰められた音楽的レベルの高さはそのままに、
本来のKREVAの持ち味であるリリカルなラップを加えた孤高のクオリティとオリジナルティに溢れた作品になっている。

前作は前半と後半でメロウパートとラッピンパートに分けられていたが(ラッピンパートがメロウパートに侵食され気味ではあったけど)、
本作はそれらの要素を綺麗に混ぜている。ひたすら恋愛のことばっかり歌っていた最近の作品に比べて、
本作は恋愛のことを歌っているようにもそうではないようにも解釈できるバランスが素晴らしい。
その辺の本当の所はインタビューとかを読んだら分かるのかもしれないが、それをあえてしないで歌詞を曲解するのが楽しい。

M-1,M-8で自ら言っているように道なき道を突き進むKREVAは超高品質なHIPHOPトラックに、
聴き取りやすさと耳当たりの良さを両立したオリジナルなメロウなフロウを乗せ極上のグルーヴを生み出す。
M-4では直接的な表現を使わずネットでの批判に反論してみせる。
「現実味と現実はいちご味といちごくらい違う」「画面見つめて見逃す場面」等さらっと上手いことを言う。
自分はこの曲を「ネットで書き込みなんかしてないで、ライブを見に来てくれよ」って意味だと解釈してるのだけど、
ネットの書き込みだってKREVAが丹精込めて作った作品をきちんと聴いた上で意見を言ってるのならば、何も問題は無いと思う。
表現は柔らかいけれど「言いたいことがあるなら直接に俺に言えよ」って凄んでるハードコアラッパーと言ってる事は同じだ。
KREVAの気持ちも分かるけれど、面と向かって言えないことがあるのは普通の事だ。

サビでの歌フロウ、独自性と大衆性を兼ね備えたラッピン、リリカルな歌詞、突き詰めたトラックと、
ミニアルバムながらKREVAがソロアルバム4枚を製作していくことで得ていったノウハウが本作には詰まっている。
よろしくお願いします」のバランス感覚に「心臓」のクオリティが加わった本作は現時点でのKREVAの最高傑作だ。
これがフルアルバムサイズになったらもの凄いことになりそう。

かも / KREVA


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