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Dream and Drama / ANARCHY

2010年04月15日 21:00

 2008年9月10日発表作品

01. Awakening
02. Composition of Pain
03. Fate
04. Blood In Me
05. 60 Bars Dream
06. Interlude
07. Drama King feat. Tina
08. Forbidden Fruit feat. Hirom Jr.
09. Devil
10. Rock Star feat. Tina
11. Better Tomorrow feat. Hirom Jr.
12. My Words
13. Sky Limit

mic02.gif

前作から2年振りとなる2ndアルバム。
インディーズながら「ROB THE WORLD」が成功を収めたのはANARCHY自身の実力もさることながら、
故TOKONA-Xを含む豪華な客演や国内外のプロデューサーを呼んだりしたレーベルのお膳立てによるところも大きかったと思う。
前作は勝ち上がる為にアルバムを売る為に、キラーチューンが意識的に配置されていた。
ANARCHYの魅力の核となる底辺からの成り上がりイズムを歌った曲、US HIPHOPマナーに則った曲、
歌詞の内容よりもラップのインパクトやフィーリングを重視した曲を織り交ぜ、
リアルという軸をぶらさずにアルバムを聴かせる仕掛けを大量に放り込み、ハードコアHIPHOPをエンターテイメントさせていた。

1stとしてやらなければならない事をやりきった前作に続く本作は、
ANARCHYの作品の軸であり、彼が音楽活動をする原動力でもある「夢」を扱った極めてコンセプチュアルな一枚だ。
収録された曲は切り口は違えど夢に関するものばかり。
女やブランドについて歌っているM-5も、成功して自分と周りの人間(この場合は大切な女性)を幸せにするという彼の夢を歌った歌な訳で…。
前作や客演で見せていたインパクト重視の瞬発力のあるフロウは封印され、リリックを聴かせる為にプツ切りで言葉を放り込んでくる。
フロウを楽しむ部分は少なく、聴き手はANARCHYの言霊とライミングに正面から向き合うことになる。
一曲を除くと全て海外プロデューサー製作のビート群も最低限の展開のみをするループトラックが揃い、
客演ラッパーもゼロとかなりストイックな作品だ。

M-2の「アメ車に飛んでくおとんの給料 かっこつけた分家じゃカップヌードル」、
M-7の「夢の中両脇レディーズ 目覚めは作業着のままディッキーズ」等、
カッコ悪い事をカッコ良く歌うANARCHYの伝えたい事が詰まった本作を気に入るかどうかは、
彼の歌詞に魅力を感じるかどうかにかかっている。
HIPHOPど真ん中なANARCHYを一切薄めずに作品化した本作は単調な所もあるのだが、
メッセージとパッションとライムと必要にして十分な骨組みのみで構成され、恐ろしいまでにHIPHOPを感じる作品だ。
特に、女性ボーカルをサンプリングしたド定番のビートの上で故郷の現実と彼の生き様を鮮明に切り取ったM-3は、
前作収録の名曲「Growth」を早くも更新したクラシックだ。

Fate / ANARCHY



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