2006年11月05日 17:17


01. Intro~air raid alarm~
02. Little Boy&Fat Man
03. 戦友
04. Talkin' about my hood
05. Tought Not Enough feat. E-eight
06. Matter Fact
07. Winning The Case feat. DJ SIDE-2
08. Dedicated...feat. 來々





渾身の1stアルバムから1年後各人のソロ活動を経てフォビアが投下したのは、
「Little Boy&Fat Man」という自分達をを適切に比喩した、広島と長崎に投下された原爆の名前を冠したミニアルバムであった。
空襲警報が流れるイントロに続くタイトル曲は、単にアメリカ批判をしている訳では無く
日本人としての誇りを持てというポジティブなメッセージを伝えている。
戦友に捧げたその名も「戦友:センユウ」、地元052エリアを描写した曲「Talkin' about my hood」の
大人しめの曲に続く3曲がこのミニアルバムの肝である。
LAのG-MAN STANがプロデュースした「Tought Not Enough」は、
1stシングル「Click da Trigger」にも通じるジリジリと恐怖を感じさせる貫禄の出来。
続くDJ 4-SIDEによる「Matter Fact」は、ギャングスタ・キューの攻撃的なフロウ、
ミスターOZのあえて抑えたフロウのコントラストが素晴らしい。
続くDJ SIDE 2による「Winning The Case」の、アッパーなビートの上で最高潮に達したテンションの2人がをラップを吐き出す様は凄まじい。
最後はウエストサイドに捧げられた「Dedicated...」でしめやかなにアルバムは終了する。
ソロ活動を経て2人とも迫力が増しており、特にギャングスタ・キューの高音ながらドスの聞いたフロウは更なるレベルに達している。
アルバム全体の統一性はあまり感じ無いが、一曲一曲に全力で取り組んでいる印象を受けた。
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