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TWELVE VIPER'S + ONE / ILLMARIACHI

2010年02月01日 23:50

 2006年6月2日発表作品

20. VIPERZ BEATS
21. 荒療治(MEXICORE Remix)
22. 博徒九十七(H18Remix)
23. TOKONAIZM(さすらいRemix)
24. For Da Bad Boys & Ladies feat. Equal (MARCHBOUNCE Remix)
25. Younggunnz feat. Shigechiyo & Kent from DESPERADO (荒野のRemix)
26. ドンファン DA MARIACHI feat. BLAZE from ARC (サスペンスRemix)
27. カサブランカ
28. TOKONA 2000 GT(70'S Remix)
29. PXXXY(ROCKtheRemix)
30. THA MASTA BLUSTA(壊し屋Remix)
31. NAGOYA QUEENS(最狂音術Remix)
32. SUPER OUTRAW



TOKONA-X亡き後、刃頭がグループの過去の音源を再構築して作り上げたアルバム。
刃頭は本作を追悼盤やリミックスアルバムでは無く、あくまでILLMARIACHIの最新アルバムだと主張している。
その為本作の楽曲のクレジットは1曲目がM-1ではなくM-20となっており(14曲収録の「THA MASTA BLUSTA
と5曲収録の「AIMING HIGHER」に続く作品という意味なのだろう )、
ジャケットも本作の他に過去2作が入る仕様となっており、3部作という事を強調している。
とは言え本作はスキットとトコナのラスト音源を使ったM-29を除くと1stアルバムのリミックス曲から構成されており、
「THA MASTA BLUSTA」のリミックスアルバムと捉えた方が分かりやすいだろう。

「THA MASTA BLUSTA」はトラックは凄いけど発展途上のトコナのラップがちと退屈な作品だった。
本作のラップの殆どはそのアルバムのものが使われている訳だけど、
刃頭の本作を過去作品の焼き増しでは済ませないという強い意思からか、
トコナのラップの魅力を最大限に引き出すべく渾身のテコ入れがされ、まるで新曲のように聴こえる。
音質が良くなっているっていうのもあるのだろうか、原曲よりもかなりカッコ良くなっている。
M-24なんかビートだけでご飯3杯はいけそうな出来だし、ラスト手前のM-31では、
刃頭のロッキッシュなクレイジービートと若し頃のトコナのラップのぶつかり合いが感動的ですらある。

トコナの死後、彼の楽曲を集めたミックスCDが発売されたりした時に、死人を利用した偽善的な金儲けだという意見もあった。
自分はその作品は聴いていないので何とも言いようが無いが、刃頭が己の意地をかけて作り上げた本作からはその様な臭いは全くしない。
ちなみに刃頭は今作で入る印税の全てを、TOKONA-Xの遺族に渡るように取り計らったそうだ。
雑誌掲載の、亡きトコナへ向けたメッセージに馬鹿野郎とだけ言った刃頭の不器用な男気が分かるエピソードだ。


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