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Simon says / SIMON

2010年01月24日 22:00



01. INTRO (S.I.M.O.N Is Back)
02. Who Got The Next ? feat. Tomogen (DobermanInc.)
03. The Locus -軌跡- Produced by 318
04. Skit-interview-
05. Knock Out
06. SIMON SAYS
07. Super Fly feat. Jay'ed
08. Live On Stage
09. Skit
10. 23区 Game Part.2 feat. Smoke=S
11. Gooday feat. STY
12. Runnin' feat. 4WD
13. Jesus feat. 日の丸 240
14. ある日突然
15. Dream feat. Anarchy



確かBLASTのライターの誰かがSIMONはUSのHIPHOPを綺麗に翻訳してくれる、
ZEEBRADABOと続く日本語ラップの最も華やかなスタイルを継ぐものだと言っていた。
だが前者の2人がデビュー当時圧倒的な支持を得ていたのに対し、SIMONの評価というのは微妙だ。
向こうのノリを無理なく再現してくれる貴重なラッパーと評する人もいるが、
中身の無いラップを垂れ流すだけと言う人も少なくない。何でこんなに差があるんだろう。

その原因の一つはSIMONのスキルへの懐疑だ。
全盛期のZEEBRAやDABOがスキル的には最高レベルの評価を得ているのに対し、
SIMONは下手では無いけど特別上手くも無いという意見が多い印象だ。
ZEEBRAやDABOが粋なパンチラインを連発していたのに対し、SIMONはリリックはオーソドックスで、
ドキッとするようなラインはあまり見当たらない。
また韻をガンガン踏んだり様々なフロウを駆使するタイプでも無いので、スキル面ではなかなか評価されないのかも知れない。
ただビートに対する嗅覚は抜群で、M-7やM-11のような日本のラッパーでちゃんとはまる人が皆無な、
スムースなビートへの順応性はZEEBRAやDABOの遥か上を行く。彼のスキルは理解されづらい性質のものなのかも。

もう一つの原因はSEEDA~NORIKIYO~鬼の活躍によって、
実生活や過去の境遇に根差した、より個人的な歌詞が共感を呼んでいるというシーンの状況だ。
そんな風潮のなかでは、極端に言えばアルバムを通して基本的に「俺凄いだろ?」しか言っていないSIMONの作品は評価されづらい。

そんな声に対してか本作には、自身の出所を語ったM-3、仲間の損失を嘆くM-14、
日本語ラップの輝かしい未来をANARCHYと歌うM-15等、俺自慢以外のトピックを意識的に取り込んでいる。
とは言え本作の軸はやはり俺自慢であり、これはもうスタイル的に仕方が無いだろう。
正直、単純にイケてるHIPHOPを再現しようとしていた前作「STREET KNOWLEDGE」の方が思い切りが良くて好きだったりする。

アメリカのHIPHOPと並べても違和感の無い日本語ラップを作る方が、日本独自のHIPIOPを作るより遥かに難易度は高いと思う。
きちんと日本語でライムしながら、それを実行出来る数少ないラッパーのSIMONにはぜひ頑張ってもらいたい。
勿論日本独自のHIPHOPも好きなんだけど。


Super Fly feat. Jay'ed ~ SIMON SAYS / SIMON


Dreams feat. Anarchy / SIMON



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