2009年08月09日 23:05

01. The wizard of…
02. It's another story feat. 蝶々
03. Scarecrow : カカシ feat. CITY-ACE
04. Skit ~narrator~
05. Hardknock feat. HANGMAN
06. Ghetto bwoy feat. MACHACO, PitBullFigh
07. Let's nexxx party
08. Skit ~tittle-tattle~
09. Welcome to my castle
10. Soundwitch feat. ANTY the 紅乃壱, 來々, MAC
11. End-roll feat. 蝶々, CITY-ACE, HANGMAN
12. Skit ~writing~
13. The letter send on later
14. …Still in drama





前作が自身の代表曲を詰め込んだ集大成的作品であり、一区切りついた印象だったMr.OZ。
そんな彼の次の一手はなんとオズの魔法使いをモチーフにしたファンタジーもののストーリーアルバム。
ジャケットは絵本のような作りになっている。
ソロ活動以降はグループのウェッサイな音楽趣向に拘らず様々なアプローチを作品上で行ってきたMr.OZ。
秀逸なリリックを書く彼はストーリーものを書かせたら日本ではトップレベルだと思う(韻はちょっと甘いけど)。
そんな彼だがこんな一枚を出してきたのにはさすがに驚かされ、聴く前は少し不安もあった。
だがアルバムを聴いた後はそれは杞憂に終わり、本作は彼のソロアルバムの中で一番好きな一枚となった。
オズ役とナレーションをMr.OZが担当し、ドロシーやキコリ等その他の登場人物を客演陣がこなしている。
ただ客演にはフックと少しばかりのバースが与えられているだけで、登場人物の細かな心情の描写は全てOZが行っている。
物語の始まりから仲間達の集結と、前半から中盤までの流れは完璧だが、後半が尻切れとんぼのように終わってしまう。
M-10の後にエンドロールが来るのは不自然だし、せめてM-10の後にもう1、2曲入れて欲しかった。
オズの物語が終わった後、未来の自分にあてたM-13、別の時代と場所の物語M-14がボーナストラック的に挿入される。
どちらも彼の代表曲といえるものだが、過去の作品に収録されたものと内容が同じなのは残念。
彼は過去の曲を再録する場合は大抵リミックス等を施し、オリジナルとはまた違った魅力を見せてくれるのだが、
今回はそれが無く手抜きに感じた。
そのような不満点はあるのだが、発想力とその発想をここまで具現化したのにはただただ頭が下がる。
この人は作品のプロデュース能力が他のアーティストと比べてずば抜けていると思う。
…Still in drama / Mr.OZ
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