2016年11月18日 00:00














旧市街は見所が目白押しだ。
福音書の著者マルコの家だとされる場所にある聖マルコ教会やイエスの審判が行われたエッケ・ホモ教会、
マリア生誕の地とされる聖アンナ教会とベネスダの池、6世紀に作られたパレスチナ地図にも記載がある繁華街カルド等、時間の許す限り周った。
道の入り組んだ街なので、人に尋ねる事も多かったが皆丁寧に教えてくれる。
ユダヤ人は少し人見知りな印象を受けたがとても親切だ。
まだ10歳に満たない少女も英語ペラペラだった。普段はヘブライ語を話しているだろうに、凄い。
ここにはヨーロッパでもアメリカでもアラブでもアジアでも無い世界があった。
ユダヤ人地区で平和に暮らしている彼らを見ていて、この世界がずっと続いて欲しいと思った。
神殿の丘からケデロンの谷を挟み、東側に標高825mのオリーブ山がある。
ここはイエスの足跡が数々残され、クリスチャンにとって神聖な場所だ。
ユダヤ教徒にとってもここは聖地巡礼の最終目的地であり、
週末の日が訪れるとメシアがオリーブ山に立ち、黄金の門が開かれ、死者たちが復活すると言われている。
イエスが昇天したとされる昇天教会や聖母被昇天の場所といわれるマリアの墓の教会にオリーブ山を登って行ってみる。
そのまま旧市街を城壁のすぐ外側から回りこんで、街の南西にあるシオン丘にも歩いていく。
ここにはダビデ王の墓や、レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐で描かれた部屋がある。
部屋の中に特に何かがある訳では無いが神聖な雰囲気が感じ取れた。
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