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ネリル & JO / D.O

2011年04月19日 22:00

大麻所持による逮捕で発売中止になった2ndアルバムの発表を飛ばして
投下されたD.Oの3rdアルバム。

2011.1.19 Release

01. ネリル & JO
02. Shall We Blunt ?
03. トルカトラレルカナラ
04. Hustle & Flow feat. MIYUKI
05. A BLI
06. Gangsta Drive feat. PIT GOb, T2K
07. Letter to the Jail feat. 響
08. あとはカンに任せよう
09. He said
10. Stay Real

- BOUNS TRACK -
11. Bitch in Bed
12. I'M BACK REMIX

草関係で逮捕されたHIPHOPアーティストなんて珍しくもなんともないが、
それに対して反省するどころか、これがリアルだ、これが本物だと開き直り
自身の逮捕を曲のネタにしまくり、悪さ自慢に利用したことで
日本のHIPHOPシーンで独自の立ち位置を確保した感のあるD.O。
悪さを自慢するラッパーは多いが、逮捕されたことをこれ程上手くネタにした人も珍しい。

そんな彼の開き直りが前面に出た本作は、葉っぱネタに限らず、反社会的とされる行為によって
豊かな生活を勝ち取っていくこと、そんなやさぐれた人生の中でも愛する人や守るべき仲間がいること
濁水の中で輝く光があることが嫌味なくさらりと歌われる。
ライムはあまり仕込まず、退屈させない程度にラップに抑揚を付け
伝わりやすくも耳に残るインパクトの残る歌詞で聴き手を楽しませてくれる。

リアルなのか誇張なのか本当の所は分からないが、
ギャングスタな生活や価値観が色んなアプローチでアルバムを通してきちんと描写されている。
自身のギャングスタなスタイルを売りにしているラッパーは多いが、
その全容をアルバムでトータルで表現できている人は少ない。

そういう意味では新鮮な作品で、方向性としてはとても良いと思う。
しかし、少ない曲数にも関わらずスキットが連発されたり、M-8辺りのやっつけ仕事臭い曲や
改悪されたリミックスのM-12、ボリューム不足の割りに価格設定が高いのはマイナス。
この前に出たシングルに比べてコストパフォーマンスが悪過ぎる。
大事な時期だし才能もあるのだろうから、もう少し丁寧にアルバムを作って欲しい。



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BACKGAMMON / BACKGAMMON

2011年04月16日 22:00

走馬党所属のBACKGAMMONによる初CD作品。

2000.8.23 Release

01. intro
02. 昇喜乱舞
03. イキナイキカタ
04. サイバー刃2000
05. 韻スパイア
06. イキナイキカタ(remix)
07. B.G.M
08. 昇喜乱舞(remix) feat. 走馬党

走馬党印の固い押韻に不良性を加えたBACKGAMMONの最大の魅力は
クルーで最も優秀なトラックメイカーであるDJ TANAKENのゴリゴリビートだ。
ボキャブラリー不足でゴリゴリという表現しか出来ないのが残念な程
彼やDJ HONDAのような直球で勝負の出来る人は少なく貴重だ。

また、他作品では歌詞やラップの抑揚ともに面白みの無い表現が目立つGINRHYMEは
走馬党で一番苦手だったのだが、本作の彼はとても良い。
本作でも彼の歌詞は他作品と同じようにステレオタイプのラッパーそのまんまだが、
ライムが作り込まれている為かクオリティが高く、楽しんで聴ける。
ARKの息が上がったようなラップも個性的だ。彼はフロウを露骨に組み立ててラップすることが
多いが、その骨張ったラップがTANAKENの重いビートにとても合う。

本作で聴けるラップは押韻重視で日本語として不自然さの残る
日本のラップの初期に多く見られたそれで、MICROPHONE PAGERラッパ我リヤといった
先駆者達の築いたスタイルをよりガチガチに貫徹する。
ようはやりたい事が先人と一緒なのだ。
変化や新鮮さが全てではない。何かを守り育てることも大切なことだ。

直球な作品の為、クオリティの如何が作品の存在価値に直結する訳だが
幸運なことに本作の出来は奇跡的な程素晴らしい。
理由はこれがグループの始めてのまとまった作品であること、曲数が少ないことが挙げられる。
そのおかげで本作にはBACKGAMMONの初期衝動が詰まりに詰まっている。

mic02.gif

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