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2ちゃんねらーとブロガーとの違い

2010年09月25日 23:00

有名人のブログは除くとして、ブロガーというのは基本的には匿名である。
その為、ブログでの発言は余程酷いもので無い限り現実の自分に悪影響を与えるものではない。
だから現実で発言するのに比べたらより本音を出しやすい。

ブログの閲覧者がそのブログを見に来る回数・頻度によってそのブログへの依存度が分かるように、
ブロガーにとっても自分のブログを運営している期間・更新頻度によって自分のブログへの依存度を推し量れる。
ブログを運営するモチベーションはお金儲けの為だったり、自己表現の為だったり、人によって異なるが、
一般に自分の書いた文章を公開している以上は、他の人に自分の文章を読んでもらいたい、
あわよくば自分の文章に影響を受けて欲しいと大なり小なり思っているはずである。
とにかく多くの人に自分のブログに来てもらいたいという人もいれば、人数は少なくても良いから自分の文章をしっかり読んでもらいたい、
出来れば共感してもらったり楽しんでもらったり、何らかの役に立てて欲しいと思っている人もいるだろう。

ブログというのはリピーターというのが非常に重要になる。
リピーターが増え読者が多くなると、ブックマークしてもらったり、リンクしてもらったりし、インターネット上でのそのブログの重要度が高くなる。
結果グーグル等の探索でも引っかかりやすくなり、更に読者は増え、好循環となる。その逆もしかりだ。
では読者を増やすにはどうするのか。方法は色々あるが王道は、読者を楽しませるもしくは役に立つ文章を書き、
このブログに来て良かった、また来ようと思わせることである。
それを繰り返し読者にそのブログを信用させていくのである。つまり多くのブロガーにとって読者の信用を勝ち取る事が非常に重要になるのである。

ここで最初の話に戻る。つまりブログでいい加減な発言をすると読者からの信用を失い、最終的に読者はそのブログから離れていく。
であるからブログで自己表現をして人々に影響を与えたいと強く思っているブロガーであればある程、
例えブログ上の匿名の発言であっても慎重にならざるをえないのである。
1週間前にブログを作った人と10年間毎日ブログを更新して多くの読者を得ている人とでは、
例えどちらも匿名であったとしてもその発言の重みが異なってくるのである。

対して2ちゃんねらーはどうなのか。2ちゃんねるに限らず、匿名での掲示板への書き込みもしくは、
ブログへのコメントは、長年ブログを運営しているブロガーの発言より、はるかに制約が少ない。
例え真っ赤な嘘を言ったとしても次の瞬間には別の人物になって、他の書き込みをすることが出来る。
誤解しないで欲しいのは、これは2ちゃんねらーを非難している訳ではない。
ブログよりもしがらみのない2ちゃんねるの書き込みは、デタラメも多い一方で、ブログよりも本音に近い、
というか本音そのものの発言を発見することもあるだろうからだ。

要は発言の重みが、現実≧ブログ≧2ちゃんねるであり、発言の自由さが、現実≦ブログ≦2ちゃんねるという、
みんな気付いているが口にしていないことを、あえて言ってみたのである。

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【其の五】その後は吾郎の五曲 / V.A.

2010年09月22日 23:00

 2009年6月17日発表作品

01. 都会陸上 feat. KREVA, Romancrew
02. NEXT LEVEL feat. THE FLEX UNITE, KREVA, SONOMI
03. Good Boy, Bad Boy feat. SEEDA, KREVA
04. 無くない!無くない! feat. KREVA, L-VOKAL, AMIDA
05. 忘れずにいたいもの Remix feat. 千晴, KREVA (Bonus Track)



KREVAがソロアルバムの間の課外授業の意味合いで自主レーベルから発表したコンピ集。
熊井吾郎製作のトラックにKREVAがラップを乗せ、全曲に日本語ラップの有力アーティストを迎えた意欲的な一枚だ。
吾郎のトラックはKREVAの影響が非常に濃くKREVAが作ってると言われても違和感が無いレベル。
「愛・自分博」の頃のKREVAの作風に近い。KREVAのフロウをコピー&ペーストしたラップを披露するM-5の千晴といい、
KREVA周辺のアーティストは彼の影響を受け過ぎだ。やり手の客演ラッパーに混じってソロアルバムより自由なテーマとフロウで
生き生きとラップするKREVAが印象的で、このコンピを作った理由はそこに尽きるだろう。

テーマ1発でサクッと作った割にそこそこの水準の楽曲(M-4のAMIDAのラッパーあるあるは面白い)が続く中、頭一つ抜き出ていたのがM-3。
吾郎のキャッチーかつ中毒性の高いビートに乗せ、オートチューンにまぶされたKREVAの男前なサビに導かれ、
SEEDAが短いながらも生き様を刻んだラップを披露する。ボールを置きに行ったような手堅い作りだが良い。
KREVA・SEEDAとも自身から湧き出る衝動のみに任せてラップするのでは無く、他者から求められる需要を敏感に察知し
高いスキルでそれを具現化して来たという共通点がある。だからこそ実現したであろう抜群の相性が生み出すハーモニーがただただ素晴らしい。
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根こそぎ / 般若

2010年09月20日 23:30

 2005年2月16日発表作品

01. レクイエム
02. サンクチュアリ
03. 国際Ver.
04. MY HOME feat. 秋田犬どぶ六
05. 七転八倒 -みんなBAD BOY-
06. あひぃ
07. やっちゃった
08. Skit
09. 花金ナイトフィーバー
10. 遠吠え
11. サイン
12. 根こそぎ
13. かいじゅうたちのいるところ
14. 心配すんな
15. 東京ONE feat. dj honda & Nashawn



現在ではラッパーとして日本で有数の実力者として認められている般若だが、
妄走族の「Project妄」の成功の後に1stソロアルバム「おはよう日本」を発表した頃は、勢いのある若手の一人位にしか見なされていなかった。
そんな状況の中で般若の評価を急上昇させたのが、彼の高いスキルを見事に切り取った本作だった。
今でこそ般若のアルバムでは当たり前となっているが、本作でフィーチャリング・ラッパーを一切呼ばなかったのは当時は意外で、
全曲で異なるテーマとフロウを使い分け一人で捨て曲の見当たらない傑作アルバムを作り上げた彼に影響を受け、
DABOの「THE FORCE」、OZROSAURUSの「Hysterical」、EQUALの「7 DAYS」(これは若干客演いるけど)等、
客演を呼ばずにアルバムを作るちょっとした流れが出来た程だった。

十八番の名指しディスに、右に出るものはいないストーリーテリング、どぎついブラックユーモアや下ネタをかましたと思ったら、
音楽シーン、家族や故郷の事をシリアスに歌ってみたりもする。非常に喜怒哀楽の激しいアルバムで、
どの般若が素なのか誇張しているのかは謎だが、エンターテイナーとして見事に般若という存在をを表現している。
般若の声質って同世代のTOKONA-XやMACCHO等に比べると案外平凡だったりするのだが、
感情をフロウやリリックに落とし込むのが非常に上手く、声の欠点を殆ど感じさせない。
元々根が真面目なのだろうか、次の作品以降シリアスの比重が高まっていく般若がラップを最もエンターテイメントさせた一枚。名盤。
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OASYS / KREVA

2010年09月15日 23:30

 2010年9月15日発表作品

01. 道なき道
02. かも
03. たられば feat. SONOMI
04. 最終回
05. エレクトロ・アース・トラックス
06. Oasys
07. Changing Same
08. Reprise ~道なき道~



前作「心臓」はラップから少し離れてしまった印象で、極端なメロウネスさが自分は受け入れがたがった。
それに続く最新ミニアルバムである本作は、前作で突き詰められた音楽的レベルの高さはそのままに、
本来のKREVAの持ち味であるリリカルなラップを加えた孤高のクオリティとオリジナルティに溢れた作品になっている。

前作は前半と後半でメロウパートとラッピンパートに分けられていたが(ラッピンパートがメロウパートに侵食され気味ではあったけど)、
本作はそれらの要素を綺麗に混ぜている。ひたすら恋愛のことばっかり歌っていた最近の作品に比べて、
本作は恋愛のことを歌っているようにもそうではないようにも解釈できるバランスが素晴らしい。
その辺の本当の所はインタビューとかを読んだら分かるのかもしれないが、それをあえてしないで歌詞を曲解するのが楽しい。

M-1,M-8で自ら言っているように道なき道を突き進むKREVAは超高品質なHIPHOPトラックに、
聴き取りやすさと耳当たりの良さを両立したオリジナルなメロウなフロウを乗せ極上のグルーヴを生み出す。
M-4では直接的な表現を使わずネットでの批判に反論してみせる。
「現実味と現実はいちご味といちごくらい違う」「画面見つめて見逃す場面」等さらっと上手いことを言う。
自分はこの曲を「ネットで書き込みなんかしてないで、ライブを見に来てくれよ」って意味だと解釈してるのだけど、
ネットの書き込みだってKREVAが丹精込めて作った作品をきちんと聴いた上で意見を言ってるのならば、何も問題は無いと思う。
表現は柔らかいけれど「言いたいことがあるなら直接に俺に言えよ」って凄んでるハードコアラッパーと言ってる事は同じだ。
KREVAの気持ちも分かるけれど、面と向かって言えないことがあるのは普通の事だ。

サビでの歌フロウ、独自性と大衆性を兼ね備えたラッピン、リリカルな歌詞、突き詰めたトラックと、
ミニアルバムながらKREVAがソロアルバム4枚を製作していくことで得ていったノウハウが本作には詰まっている。
よろしくお願いします」のバランス感覚に「心臓」のクオリティが加わった本作は現時点でのKREVAの最高傑作だ。
これがフルアルバムサイズになったらもの凄いことになりそう。
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M.A.D. / MIKRIS

2010年09月05日 22:00

 2005年10月5日発表作品

01. INTRO/MOST WANTED
02. HELL YEAH
03. MAD feat. KAGE
04. MONSTER
05. WAKE UP!(Open your eye's) feat. SESAME
06. ANGEL'S SMILE,BECKONING OF DEVIL feat. DELI
07. THE DOG ANTHEM feat. THE DOG
08. ACT A FOOL feat. KASHI DA HANDSOME, B.D., JAHGOD
09. That's right(SKIT)
10. OFF THE CHAIN feat. MURO, TAD'S A.C.
11. I SPIT THE PAIN feat. DABO
12. REAL THING
13. OUTRO



ニトロ関連作を中心とした大量の客演でそのぶち切れた個性を見せつけ、
44 BLOXとしても積極的に活動してきたMIKRISが初めて発表したフルアルバム。

DELIいわく「痙攣してるみたいな」超オリジナルなフロウは、
明らかに聴こえの良さを優先したもので非常に聴き取り辛いが、何度も聴きたくなる中毒性がある。
ニトロの誰とも似ていないのに彼がニトロ的だと言われるのはそこら辺に共通点があるからだろう。
ただ、ニトロ勢のリリックが理解しずらいのは歌詞が空中分解してるからで必ずしも聴き取り辛いからではなく、
MIKRISはリリック自体は結構普通だが単に聴き取れないという違いがあるけれども。

MIKRISの聴き取り難いラッピンに加え歌詞カードが付いていない本作は直接的にメッセージを伝えるというよりも、
ぶっといビートとMIKRISのフロウで聴き手の頭を振らすのが主な目的なようで、それは達成されていると言えよう。
B級ホラー映画のBGMのような不穏なトラックにMIKRISの這いずり回るようなラップが絡みつくM-1は
序盤にしてMIKRISの魅力を最も上手く引き出した一曲だ。続くM-2の暴力的なまでの極太ビートは、
必ずしも押しが強い訳では無いMIKRISのフロウの弱点を上手く補っている。この序盤の2曲が非常に素晴らしい。

その後も時に客演を迎え、時に色を加えた鮮やかなトラックを挟んだりしつつアルバムは進むが、
基本的には太いボトムを搭載したモノクロームなトラックで主役であるMIKRISの不健康な魅力を生かすことが最優先されている
(例外としてM-6はAQUARIUSコンビが完全にもって行っているが)。
それを良しとするか退屈とするかはMIKRISのラップが好きかどうかで分かれるだろう。
MIKRISのラップの料理の仕方としては本作以上のやり方が思いつかない位なのだが。



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