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GOOD TIMES / RIP SLYME

2010年08月16日 23:30

good time 2010年8月4日発表作品

<Disc 1>
01. STEPPER’S DELIGHT
02. 雑念エンタテインメント
03. 楽園ベイベー
04. BLUE BE-BOP
05. JOINT
06. TIME TO GO
07. Dandelion
08. GALAXY
09. Super Shooter
10. 黄昏サラウンド
11. Rock it!
12. Hot chocolate
13. FUNKASTIC BATTLE ~RIP SLYME VS HOTEI~
14. ラヴぃ (リップスライムとくるり)
15. ブロウ
16. I・N・G

<Disc 2>
01. SCAR
02. 熱帯夜
03. One (CHRISTMAS CLASSIC version)
04. SPEED KING
05. NP
06. Bubble Trouble
07. Tales
08. Remember (RIP SLYME with MONGOL800)
09. 太陽とビキニ
10. love & hate
11. STAIRS
12. Good Day
13. Journey
14. 星に願いを
15. マタ逢ウ日マデ 2010~冨田流~
16. Good Times



メジャーデビュー10周年を記念したRIP SLYMEのベストアルバム。
シングル全曲とアルバム・カップリングの人気曲、配信限定曲に新曲2曲を加えた内容になっている。
「ONE」と「FUNKASTIC」、「マタ逢ウ日マデ」はバージョン違いを収録し、
メジャー5年目に出したベスト「グッジョブ」を買った層にもアピールしている。
CDが入っている紙ケースの内側にまでメンバーの写真が印刷されていて仕事が細かい。
こういう普通は見ないような所にもこだわり、所有欲を満たしてくれるのは大変素晴らしい。

メジャーで成功した頃、K DUB SHINEや妄走族を始めとしてあちこちでディスられまくっていたリップだが、
まともにアンサーも返さずひょうひょうと活動を続け、一時期より売り上げが落ちたとは言えCDの売れないこのご時勢に
コンスタントにメジャーで作品を発表し続けているのは大変タフだと思う。
ポップなHIPHOPの先駆者としてチャートに攻め入ってた頃の超キャッチーな楽曲群のDisc1、そちらの方面をある程度やりつくし
前人未踏の音の挑戦を続けているDisc2へと分かれる。自分はDISC1の方が好きだけれども。

リップが売れた時に他のHIPHOPアーティストのフックアップをしていないって批判もあったのだけれど、
リップの世界観って基本的にはリップだけで完結してて、他のアーティストって必要ないと思う。
日本語ラップってカテゴリーの中で彼らは明らかに異質で、他のラッパーを呼ぶ必要性を感じない。
むしろJポップのアーティストとやる方が違和感が無い。日本語ラップのアーティストとやって音楽的にも面白いことになるとは思えない。
同じクルーのFUNKY GRAMMARの面子がギリギリ合うぐらいだろう。

リップ以降オレンジレンジを筆頭にHIP POPなアーティストが雨後の竹の子の如く大量に生まれ、
成功した者もいればすぐ消えたものもいたのだけれど、リップにはそれらとはっきり境界線を引ける高度なセンスがあった。
フラメンコに攻める「SCAR」と一昔前のディスコを彷彿とさせる「Good Times」と、新曲は挑戦を続けるリップを象徴するフレッシュなものだ。
「YAPPARIP」「グッジョブ」に続き3枚目のベストアルバムを出したリップ。
15周年、20周年と5年おきにベストを出して来そうだけれども20周年の奴は買おうかしらん。

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UNIVERSAL FORCE / DJ Mitsu the Beats

2010年08月13日 23:30

 2010年8月4日発表作品

01. 思考品 M.T.B.D. feat. B.D
02. 昂サバイヴ feat. HUNGER & 環ROY
03. 孤独少年 feat. S.L.A.C.K.
04. One Hip Hop feat. ZEEBRA
05. ハッスル feat. 鎮座DOPENESS
06. Only You feat. TWIGY
07. SAT feat. ICE BAHN
08. The weekend song feat. SOUND MARKET CREW
09. 一曲入魂 feat. RINO LATINA Ⅱ
10. My Simple feat. Aruma
11. Precious Time feat. COMA-CHI & JAY'ED



仙台のGAGLEのメンバーであり、ビートメイカーとして世界的に認められているDJ Mitsu the Beatsuによるソロでは3枚目となるアルバム。
今までの作品では海外勢を客演として呼んでいたが、本作では全ての曲で日本人のアーティストを迎えている。
ZEEBRA、TWIGY、RINO LATINA ⅡといったベテランからB.D、S.L.A.C.K.、鎮座DOPENESS等現在勢いのあるラッパー、
仙台勢からはHUNGER、環ROY、SOUND MARKET CREWを迎え、昨年豪華な客演で騒がれたDJ BAKU
THE 12JAPS」に比べても遜色の無い鉄壁の布陣となっている。
「THE 12JAPS」でのDJ BAKUが裏方に徹し客演に合わせたトラックを用意したのとは対照的に、
本作でDJ Mitsu the Beatsuは主役の座を決して譲らず自身の個性を詰め込んだビート(大雑把に言うとジャジーなやつ)で全編を貫く。

客演はスキルのある人達ばかりなのでMitsuの乗りにくそうなビートを難なく乗りこなす。
ラップがトラックの一部と化すような音作りがなされ、
各人のリリックに意味はきちんとあるのだが歌詞がぱっと聴いたところあまり耳に入ってこない。
シーンの団結を呼びかけるZEEBRAとのM-4で唯一歌詞が入ってきた位。
このような音作りでも内容が伝えられるのは分かりやすい表現を心掛けているZEEBRAなればこそだろう。
とはいえバリバリの日本語ラップ作品でありながらBGMとしても成立させてしまうMitsuの手腕は凄い。
逆に言えばラップを楽器の1つとして扱っておりその魅力を増大させるような仕事をしている訳でも無いのだけれど、
曲全体としてみれば魅力的なものに仕上げている。つまりはMitsuの独り勝ち。
アルバムはこれといった飛び抜けた曲はないが高水準な曲が並び、最後まで気持ち良く聴かせてくれる。
超ダウナーな芸風のS.L.A.C.K.はMitsuと予想通りの好相性をみせてくれた。

4 ring Ku-do / 4WD

2010年08月12日 23:00

 2004年9月29日発表作品

01. 4×4(四輪駆動) feat. DJ CEROLY
02. SO MUCH PAIN
03. SKIT-JESSE DICK FLY SHOW-
04. TRIPLE THREAT feat. WOLF PACK
05. GAME 2 game's feat. VADER
06. SCREAMING FOR VENGENCE feat. FOUR HORSE MEN
  (KUBO-C/MAB/TOMOGEN FROM DOBERMAN.INC & JAZZY BLAZE)
07. HIGHER GROUND feat. BACH LOGIC

mic02.gif

日本にはがなって声で押しまくるタイプのラッパーって少ない印象で、
その原因として一時期ダミ声でラップしていたZEEBRAのフロウをDragon AshのKjが拝借して公開処刑された事実がある。
あれのせいでGORE-TEXとかB.D.やJBMみたいな特徴的な声質の人以外は、
ラップを始めるにあたってフロウを模索する時に無意識にダミ声から離れていったんじゃないかと思っている。

そんな中にあってガナリ倒しZEEBRAのパクリなんて絶対言わせないオリジナルな超絶デスボイスでならし、
DOBERMAN.INCとの共演等でその存在感を爆発させていた4WDの初となるソロミニアルバム。

明らかにアクセント要因な彼のアクの強いフロウで一枚を聴かせる為に本作にはたんまりとアイディアが詰まっている。
名刺代わりのM-1ではDJ CEROLYの温かみにあるビートが4WDの殺伐としたフロウをまろやかに食べやすくしてくれるし、
世相を切るM-2は歌詞は浅いけどズンズンしたビートと後ろに引っ張られる4WDのルーズなライミングが心地良い、
WOLF PACKとのM-4ではラップでプロレス合戦を再現してみせ(しかも大乱戦)、
自身のクロージングラインを冠したM-5ではレゲエサイドのVADERとキャラ立ち合戦を繰り広げ、
FOUR HORSE MENを迎えたM-6ではそれぞれがタイトなバースを用意し1曲ながらDST.の確固たる世界観を提示してみせる。
ラストM-7はプロデュース・ラップ両方で援護してくれるBLがメロウに仕上げ、
4WDの猥雑なスタイルとは対極に位置するのだけれども相性は抜群だ。

毛色の違うトラック・テーマと大量の客演によって下手なフルアルバムよりもずっと中身の濃い一枚に仕上がっている。
ラッパーというのは、ただ単にラップが上手かったりカッコ良かったりするだけでは不十分で、作品をプロデュースする能力がそれ以上に重要だ。
4WDがこの作品のプロデュースを自身でどこまでやったのかは知らないが、
ラフなラップスタイルに似合わずバランス感覚をもった器用なアーティストと言えよう。

P・R・A・Y / SHIZOO

2010年08月03日 23:30

 2009年6月3日発表作品

01. INTRO
02. LISTEN UP
03. たしかに feat. BES
04. GET DOWN feat. NORIKIYO
05. hends up now feat. BIGZAM, PIT Gob
06. skit
07. STILL LOVE YOU feat. 筒井アカネ
08. COME THIS WAY feat. LUCK END
09. LIKE THIS
10. IT’S ABOUT GO DOWN
11. LIFE’S SO HARD
12. Skit
13. それでも
14. SMILE ft Lyric Tribe
<BONUS TRACK>
15. STILL LOVE YOU(REMIX) feat. 筒井アカネ
16. HATER

mic02.gif

マイアミでドラッグディーラーをしていた頃に投獄された過去を持つ、HIPHOP的には優等生な経歴のSHIZOO。
客演やミックスCD「CONCRETE GREEN」への参加で徐々に名前を売り、
練マザファッカーズとしてリンカーンにもチョイ役で登場した彼が、作り上げた初めてのフルアルバム。

海外で生活していた時期があった彼だけあり、リリックには英語が大量にまぶされているが内容は簡単なので、
おいて行かれることはない(文法的におかしい気がするが、ネイティブに通じるのだろうかこれ)。
フロウは黒人ラッパー的な響きに厚みのあるルーズなもので、
向こうのラップを再現している日本のラッパーは案外少ないので結構貴重なのではなかろうか。
本人的にはリリック・フロウ・ライミングのどれも疎かにしたくはないようで、実際韻も踏まなければならない箇所では軽くだが踏んでるし、
リリックはタイトでもないし凡庸な表現が目に付くけれど曲毎に伝えたいメッセージは明確だ。
とはいえ、やはりフロウの魅力に引っ張られたラップをしていると言える。

客演と共にヤンチャな面をアピールしたり(M-8のBIG-Tの「一度は見てみろ Real Gangsta life.
見たことある奴だけが出来るtrue talk. Hey こっち来いよ」って歌詞は悪い意味で酷い)、
クラブでの馬鹿騒ぎや恋愛についてもラップしているが、アルバムの軸となるのはHIPHOPへの真摯な想いを歌った曲だ。
荒廃した過去の境遇を振り返り「例え生活が貧しくても 心は貧しくならねぇように」と歌うM-11、
「例え布団がダンボールでも ベッドがコンクリートでも」祈り続けると歌うM-13までの流れは素晴らしい。

投獄後のどん底からHIPHOPに救われた過去が大きいのだろう、ANARCHYと並び
HIPHOPに対して盲目的なまでの信頼を寄せている彼の、伝えたい事がアルバムには充満している。
言いたいことがあるかどうかはラッパーにとってスキルよりも重要だ。
ラッパーというのはスキルやモチベーションの変動が激しい存在で、
良い作品を作るにはタイミングというものが非常に重要になると思っているのだが、SHIZOOはとても良い時期に本作を作り上げたと思う。

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