--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

RELOADED / RYUZO

2010年03月31日 23:30

 2005年12月7日発表作品

01. The Intro feat. DABO
02. Keep Walkin'
03. Do or Die
04. Word from La bono feat. La bono
05. R-Rated feat. Anarchy
06. Rollin' Hood feat. Equal
07. Make It
08. Mugik Life
09. The Outro
10. 戦場のメリークリスマス -One Day- feat. Anarchy & 名取香り



「OWL NIGHT」にも参加している関西シーンのレジェンド・RYUZOが長いキャリアの末初めて発表したソロミニアルバム。
自分の中でRYUZOはど真ん中のB-BOYだ。
本作で彼が歌う歌詞はB-BOYイズム全開の、それはそれはコテコテのもので捻りなんてあったものでは無いが、
HIPHOPの力を信じて疑わない彼の姿勢がこちらの懐疑心を吹き飛ばしてくれる。
他の者ならともかく、彼が歌うと嘘臭くないから不思議だ。

タイトルにレーベル名を掲げた本作のハイライト・M-5は最近はあまり名前を見ないYAKKOがプロデュース。
効果音的なトラックに個性は感じないが、二匹の野獣の咆哮を盛り上げるのにこれ以上はないであろう舞台装置としての役割を果たす。

基本的にアルバムを通して「仲間に愛を」「このGAMEに全てを捧げる」位しか言ってないが、
カウンターとしてボーナストラックに仲間の範囲を路地裏のB-BOYから地球の裏側まで広げたM-10が配置される。
RYUZOの天性の声質が坂本龍一の名曲にガッチリとはまる。

もったいぶったスキットや曲のトピックの狭さという側面も含めて、ハーコーラップ全盛期だからこそ生まれたであろう
B-BOYによるB-BOYの為のB-BOYのHIPHOP作品。純度高過ぎ。
[ 続きを読む ]
スポンサーサイト

SWORDFISH / EQUAL

2010年03月28日 21:00

51fJpqdJ4.jpg 2010年2月24日発表作品

01. Runaway
02. I'm Ready
03. Eagle Eye feat. AKIRA for M.O.S.A.D.
04. Rock With You feat. Lil' PATRA
05. Callin' Angel feat. HI-D
06. Re: Champagne feat. Full Of Harmony
07. Crazy feat. MAY, SOCKS
08. Save My Time feat. SYGNAL, 蝶々, 來々
09. Chicken & Chips
10. Music Man feat. CITY-ACE
11. D.O.P.E. (Death Of Public Enemy)
feat. DOPE BOYS (G.B.L., CITY-ACE, DEEP KAVAR)
12. Sucker MC's
13. Not Professional
14. Winter Song feat. MIHIRO~マイロ~
15. Live Your Life feat. 宏実
16. My Fair Lady (Remix) feat. May J.

mic02.gif

PHOBIA OF THUGM.O.S.A.D.を筆頭にハードコアHIPHOP勢が猛威を振るう一方で、
SEAMOやnobodyknows+、HOME MADE 家族等チャートに顔を出すポップ路線のHIPHOPグループも多く生み出した名古屋。
そんな場所にいるからだろうかM.O.S.A.D.のEQUALのフルアルバムとしては6枚目となる(凄い!)本作は、
シンガーを大量にフィーチャーしたりフックで自ら歌ったりと売れ線を意識しまくった一枚となっている。

またM.O.S.A.D.の1stアルバムでは「誰がカモだか分かってんのか?」と、
カモ狩りでZEEBRAをディスったDEV LARGEを更にディスったりとイケイケだった彼だが、
最近はレコード会社に身を置きながらも大きな売り上げを出すことが出来ない等悩みが多いようで、本作では弱気なリリックが目立つ。

M-1では「人間なんて小せぇ たかがこれっぽっちだぜ くだなねぇ 人生なんてそんなもんだね だから今夜だけ Runaway」と逃避願望を歌い、
ビジネスに徹せない自分をノット・プロフェッショナルだとするM-13では
「金の為じゃないと思っても 金貰ってやってます 結構な矛盾だってのも もちろん分かってます ただ愚痴りたい」と歌う(なぜ丁寧語?)。
また「金が目的ならとっくに他選んでます」ともあるが、
なら自主でやるかもっと理解のあるレーベル(Mr.OZのBIGG MACとか)でやれば良いのに。

好きだけど不器用だから素直になれないとラップするMay.JとのM-16を筆頭に、
完全にセルアウトしたと言って差し支えない曲も結構あるが、
EQUALのフロウは男臭いいつもの感じな訳でセルアウトしたのに売れないという最悪のパターンが簡単に予想出来…。

方向性は迷走状態で、収録曲に統一感などあるはずもないのだけれど、従来のオラオラ路線の曲もきっちりこなし、
緩やかなロック風味に歌い上げるM-4、セクシーな女性のフックが印象的なドポップなM-7、
とりあえずレゲエの曲もやってみたというのとは訳の違う素晴らしい出来となった(リズムカルに歌い上げるCITY-ACEがかっこいい!)M-10等、
楽曲のバラエティ豊富さは今まで最高で、精神的には行き詰っているようだが6枚目にして楽曲のアイデアはまだまだ尽きないようだ。凄い。

ゴリゴリのHIPHOPとセルアウトを同時にやってしまった本作を気に入る層は、
それはそれは少なそうだけど、自分は音としては嫌いじゃない。

僕の小規模な失敗

2010年03月28日 20:30


僕の小規模な失敗 / 福満しげゆき
★★★★★★★★★☆

死ぬ程ネガティブで消極的な漫画家・福満しげゆきの半生が描かれた作品。
本作で彼は冒頭からラストまで殆どずっと悩みっぱなしで、見ていて気の毒な事請け合い。
それでいて自らのリアルで汚い心情も細かく描写され、読み手に大きな衝撃を与えてくれる。
ろくでもないことばかりの人生だった彼はラスト間際で、大きな幸せを手にすることになる。
しかしそれは偶然では無い。彼の異常なまでの行動力と執着心がそれを引き寄せたのだ。
どうしようも無い青春を過ごした者程、大きな共感を得るであろう本作。
こっちのリアルさに比べたら大槻ケンヂの「グミ・チョコレート・パイン」等夢物語な訳だ。

BLACK RECORDER BOX / DJ BAKU

2010年03月18日 22:00

 2010年3月17日発表作品

01. intro~BLACKSMOKER 2010 SCRATCH MIX / DJ BAKU
02. MADE IN… / K-BOMB & BABA “THINK TALK Pt.3
03. EXCLUSIVE.1
04. Black 93 / KILLER-BONGOSAKA DUB
05. pepardriver / GARBLEPOOR! “PAGE TWO”
06. leipzing DUB / KILLER-BONG “leipzing DUB”
07. I SAY, YOU SAY / THINK TANKBLACK SMOKER
08. JO SHOOT / BABA “BLACK SMOKER”
09. BLACKSMOKER / THINKTANK “BLACK SMOKER”
10. 420 / THINK TANK “BLACK SMOKER”
11. BLACKSMOKER / THINK TANK “BLACK SMOKER”
12. Clinic / THE LEFTY “666”
13. SCENE / Masahiko Togashi "Murder Scine12inch"
14. Murder Scine / KILLER-BONG "Murder Scine"
15. RAGA 2 / BUDDHA BLESSED SHARP SHOOTERS "RAGA" 
16. THE T.H.C / THE LEFTY "OFF&ON"
17. The One / SKUNK HEADS "ANTI-HERO"
18. WIKIWIKI / THINKTANK "JAZZNINO"
19. FIVE FINGER ADDIDAS SUPER STYLE / KILLER-BONG "OFF&ON"
20. SMOKER'S DELIGHT Pt.2 / KILLER-BONG feat.BABA "OFF&ON"
21. Cause And Effect / KILLER-BONG×OLIVE OIL "666"
22. HERO IS DEAD / THINK TANK "BLACK SMOKER”
23. TRIPLE SIX / KILLER-BONG "666"
24. Murder Scine / KILLER-BONG "Murder Scine"
25. ROLL IT UP Pt.1 / KILLER-BONG "OFF&ON"
26. POT / JUBE & BABA “BLACK SMOKER”
27. EAT ONE / THINK TANK "THINK TALK Pt.3”
28. EXCLUSIVE.2



THINK TANK率いる暗黒レーベルblacksmokerの2001年から2010年までの音源をDJ BAKUがミックスした一枚。
THE 12JAPS」が象徴的な様に、DJ BAKUは案外ミーハーというか分かり易いものが好きな印象があって、
そんな彼が手掛けた本作は「やっぱりそれは入れるよね」っていうファンなら納得しやすいレーベルの代表的な曲が網羅されている。

THINK TANK初音源の名曲「四望」が入ってないのは残念だけど(これはblacksmokerの音源じゃないから仕方無いか)、
KILLER BONG辺りが手掛けたら奇をてらいまくってマニアックになり過ぎただろうし、結構良い人選なんではないだろうか。
blacksmoker入門盤はやっぱり「BLACK SMOKER」が適当だけど、本作はファンにはたまらない一枚だ。

STAR ILL WARZ / S-WORD

2010年03月15日 23:30

0530100315203603.jpg 2003年7月16日発表作品

01. BIG BANGZ feat. DELI, DABO, MACKA-CHIN, GORE-TEX, SUIKEN, BIGZAM, XBS
02. FIGHT FOR YOUR RIGHT
03. Burst
04. SKIT
05. THA Legend and THA Next feat. MURO
06. Devil May Kry feat. HI-D
07. SKIT
08. WORLD SUMMIT
09. ILLAND
10. one time feat. DOUBLE
11. WRAP MUZIK
12. 果て



1stソロアルバムからかすれ声へとフロウを変えたS-WORD。
スタイルの過渡期ということで1stアルバムでは新たなフロウを完全に使いこなせていなかった彼だが、
ミニアルバム「FORTUNE」を経て自身のスタイルをものにし、それを武器にスタイル合戦をしているのが本作だ。

個性派集団のニトロ全員を呼んだM-1、ビースティ・ボーイズの「FIGHT FOR YOUR RIGHT」を日本語で再構築してカバーしてしまったM-2、
自身のアイドルだったリビング・レジェンドMUROを呼んだM-5、JUST BLAZEとの日米合戦を繰り広げるM-8等、
スタイル・ジャンル・世代・国を超えたスタイル合戦が繰り広げられる。

M-1は客演のバースは結構良いのだが、無駄に長いイントロ・アウトロのせいでだれがち。
また存在感抜群のこの曲が冒頭にあるせいでどうも作品が頭でっかちな印象になっている。
続くM-2も流れをぶち壊す作風なわりに可も不可も無い出来。
そんな感じで冒頭はイマイチなのだが、この後の流れは結構良い。

DJ WATARAI(この頃の彼は良かった)のキラキラしたビートに、S-WORDのラップが勢いよく乗るM-3はタイトな仕上がり。
プロデュースとラップ両方でMUROが援護してくれたM-5は両者のスタイルの差が面白さを生む。
S-WORDが昔のスタイルだったらこうはなってなかっただろう(昔はもっとMUROに近いフロウだった)。

M-6ではDJ YASの激渋トラックとHI-Dの歌声に、S-WORDのかすれ声が抜群の相性は見せる。
彼のスタイルチェンジはこの曲の為にあったんじゃ無いかという程のハマり具合。
DEF JAMパワーでJUST BLAZEを呼んだ本作のメインディッシュであろうM-8は、
トラックが大味過ぎるきらいはあるが両者の個性がぶつかり合い、日米対決という表現も大袈裟ではない仕上がりだ。

M-10では日本のラッパーの多くが苦手とするダンスチューンを器用にこなし(DJ WATARAI作のトラックが良い!)、
藤原ヒロシによるチルチューンM-11では歌に思いっきり寄り添ったスタイルを駆使する。悪くない。

前半の流れがグダグダなのと決定打に欠ける点、ボリューム不足なのが気になるが、
S-WORDが自分のやりたいことを完全にやった感のある清々しい作品だ。
ただ無音状態を経て流れるボーナストラックは邪魔。
中途半端にファニーなラップがつまらなく収録時間稼ぎとしか思えない。どうせなら昔のスタイルでやれば良かったのに。


最新の記事


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。