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REC

2010年02月27日 23:00


REC / ジャウマ・バラゲロ / パコ・プラサ
★★★★★★★☆☆☆

消防士の一日を追うドキュメンタリーを撮影していた女性レポーターとカメラマン。
彼らは緊急出動に同伴したアパートで壮絶な事件を目撃する。アパートは隔離され彼らは逃げ場を失い…。

スペインで100万人の動員を記録したP.O.V.(主観映像)によるホラー映画。
古くは「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」最近では「パラノーマル・アクティビティ」等、
登場人物が撮影した映像という設定の映画が増えているが、この手法は映画にのめり込み易いので、ホラー映画にはうってつけだろう。

「ブレア」や「パラノーマル」が主観映像という点に全力をかけた飛び道具的な映画だったのに対し、
本作「REC」はその手法を臨場感を高める手段の一つとして使っている。
正直主観映像で無くても成立する映画だし、主観映画ということを除くと案外オーソドックスなホラー映画となっている。

退屈な消防署の取材場面から壮絶な事件現場への切り替えが自然なのが良い。
何でもない映像が序盤にあった方が、始めからショッキングな場面が連打されるより効果的だ。
スロースタートな映画は嫌いじゃない。

事件現場では老婆がゾンビと化していて、駆けつけた人達を襲う。
周辺は政府が厳戒態勢を敷き脱出不可能に。次は誰が殺されるか結構予想出来、分かりやすい展開だった。
後、山勘で事件の首謀者をその人が出てきた時に当てたのがちょっとした自慢。
登場の仕方が若干不自然だったので。

ホラー映画王道の展開をする、主観映像の長所を生かしたそつの無い作品な訳だが、
恐怖は予測しない所からやってくるものだと考えているので、あんまり怖くなかった。
案外グロい映像は少ないので人を選ばない映画だと思う。
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ギブス / 椎名林檎

2010年02月24日 23:30

 2000年1月26日発表作品

01. ギブス
02. 東京の女
03. Σ

★★★★★★★★☆☆

本作「ギブス」はデビュー前から完成しており、何度かリリースのタイミングを逃していたのだが、
本能で大ブレイクを果たした後の勝負のタイミングでリリースされた。
結果、微妙な女心を綴った繊細な歌詞と鬼キャッチーなサビにより、より広いリスナーを取り込み本能に次ぐ売り上げを獲得した。

極端に傾く訳では無いけれど、固有名詞を使用した私的な歌詞は、
シングルで最も椎名林檎の素が出ている曲なのではないかと個人的に妄想している。
ナチュラルな魅力を持つこの曲は幸福論に次ぐお気に入り。
カップリングは演歌風味の「東京の女」とスクラッチも入るパンキッシュな「Σ」と完璧な布陣となっております。

BEST,LAST AND LOST / mach25

2010年02月23日 23:30

 2004年7月21日発表作品

01. A HAPPY DAY
02. LIGHTLY
03. wish you
04. WALKING WITH GLOW
05. Making the road
06. RIDE ON
07. MORE 01
08. BEATS OF CLAPPING
09. MOB SQUADⅡ
10. SONS OF THE SUN
11. ミドリノホシ
12. TREASURE OF LIFE
13. Air train
14. 2MC+DBG(Real DS-King Version)
15. BETTER DAYS
16. MOB SQUADⅡ (1962 RE-ISSUE RMX)
17. A HAPPY DAY (SHAKAN'BASS ANARCHY SMOKE JUNKKEY REMIX)



mach25(マッチではなくマッハと読む)は、メンバーの脱退や加入があったものの基本的には
2MC+ドラム+ベース+ギターで活動していたミクスチャーロックバンドだ。
2002年に「SONS OF THE SUN」のヒットで名を上げるも、その翌年ベーシストがドラッグ使用で逮捕、グループも活動休止を余儀なくされる。
その後活動を再開するも今度はMCのHUNTERが体調不良が原因で脱退、残りのメンバーで活動を続けることが困難となり、
本作のベストアルバムを発表しグループは解散となった。

MCのPASSERは明らかにRINOのフォロワ-で、RINOそっくりなフロウを駆使する。
RINOに似てるだけあってフロウは魅力的なんだけどリリックがかなりチープ。
歌詞に無理やり英語をぶっこんでいるせいで、ぱっと聴いたところ意味がよく分からないけど、実際の所歌詞の中身は薄め。
もう一人のMCのHUNTERも声がGORE-TEXに似てるんだけど、フォロワーという程ではないかな。
こちらは聴き取りやすいラップをし、韻の踏み方も清々しい位ストレート。言葉選びはシンプル過ぎて物足りない。

スキルは低いと言わざるをえない2MCだけど、ミクスチャーながらしっかりラップをしようとする姿勢はヒシヒシと伝わってくるし、
日本語ラップ特有のゴツゴツ感を持ってるので、変に器用なKjとかより好感が持てる。
トラックに関してはPASSERがMPCで製作したピコピコサウンドと、バンドメンバーが作成したミクスチャーな曲の2つに分けられる。
PASSERはトラック製作の経験は浅く違う曲でも似た音が使われており、音の幅は狭い。
M-2なんかヒットしたM-10の二番煎じだし。嫌いではないけど。

バンドによる曲はM-5のポジティブな青春パンク路線と、M-14のインディーズ時代からのゴリゴリサウンドを踏襲した路線に分かれる。
青春パンク路線はチャートの常連組に比べると洗練されてなくて、ちと未完成な感じなんだけど、その不器用さがまた良し。
ゴリゴリ路線はサビで何が何でも盛り上がろうとする力技が気持ち良い。

MOB SQUAD揃い踏みのM-9はみんなラップ上手く無いんだけど不思議と嫌いじゃない。
この曲が収録されたMOB SQUADのコンピレーションアルバムで、ZEEBRAに公開処刑されたKjが久々に曲を発表したんだけど、
この曲のKjの後で黒兄っていうKjよりもZEEBRAそっくりな人が出てきて、
Kjの「俺よりも似てる人いますよ」っていうメーセージが見え隠れするようで面白かった。

色々上から目線で偉そうな事を言わせてもらったけど、決して嫌いな作品では無い。
単純にRINOとGORE-TEXがミクスチャーバンド組んだら絶対聴くし。
二度と復活しないであろう麻波のメジャーでの活動をまとめた素敵な一枚です。
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MANIFESTO / RHYMESTER

2010年02月20日 23:00

 2010年2月3日発表作品

01. 午前零時 -Intro
02. ONCE AGAIN
03. H.E.E.L.
04. New Accident
05. 渋谷漂流記
06. Under The Moon
07. 付和Ride On
08. ライカライカ
09. K.U.F.U.
10. ちょうどいい
11. ミスターミステイク
12. Come On!!!!!!!!
13. ラストヴァース
14. ONCE AGAIN Remix feat. DABO, TWIGY, ZEEBRA



前作「HEAT ISLAND」から4年のスパンを経て発表された、20年選手のライムスターによる7枚目のオリジナルアルバム。
20年も活動を続けるとフレッシュさを維持するのはとても難しいが、彼らは計画的にグループの活動を4年停止させ、
ソロや他グループでの活動を行い、更に本作のトラックを殆ど外注するという力技でそれに挑んだ。

宇多丸とMummy-Dのラップや、Mr.DRUNKやDJ JINのトラックは好きだけど、
メンバーのみで全てをまかなうオリジナルアルバムはライムスター濃度が高過ぎてちと苦手だ。
そんなファンとは口が裂けても言えない自分にとって、トラックのほぼ全てを外部に振った本作のバランス感覚は今までで一番好き。

隙間を空けたトラックと挑戦的なネタがラップを彩るDJ MITSU THE BEATSによるM-6や、
ライムスターぽく無い煙たさをMAKI THE MAGICが加えたM-12辺りはトラックメイカーとライムスターの個性がぶつかっててフレッシュな印象。
他の曲も地味ながらライムスターのラップをしっかりサポートしており、トンデモな曲は見当たらず。

2人のラップは昔ながらのスタイルを維持しつつ、今風に聴こえの良さも向上させるという離れ業を実践しており、
所謂さんピンスタイル(大雑把過ぎるけど)の現時点の最新進化系と言える。
リリック面では激熱のM-2、M-13を除くと、理屈っぽさが下がっており、メッセージがスッと入ってくる。
そもそもメッセージ性の無い曲も多いけど。

残念だったのはリベンジを誓うベテランの言葉が心に響くM-2のハイライトが冒頭に配置され、これに並ぶ曲がその後にないことだ。
ボーナストラックM-14に国内最高水準のスキルを持つベテランラッパーが集結しているが、オリジナル曲の足元にも及ばず。
ZEEBRAは良かったけど。
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罪と罰 / 椎名林檎

2010年02月20日 22:30

 2000年1月26日発表作品

01. 罪と罰
02. 君ノ瞳ニ恋シテル
03. 17

★★★★★★★☆☆☆

歌舞伎町の女、本能に続く椎名林檎の傾き路線の極みと言える罪と罰。
PVでは眉毛を削ぎ落とし怨念を塗りこんだかのような濃いメイクをし、真っ赤な革ジャンを纏った林檎が愛車のベンツを刀でぶった切る。
やり過ぎ感溢れる本作以降、シングルとしてはこの手の曲はリリースされていない。
ちなみ本作は商業的な成功を収め50万枚以上を売り上げており、当時の林檎の勢いを感じさせる。
最低限の情報量で聴き手に内容を想像させる歌詞の手法は本能と同じ。PVはトンデモだけど曲は結構良い感じです。


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