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NITRO MICROPHONE UNDERGROUND / NITRO MICROPHONE UNDERGROUND

2009年12月28日 23:00

NITRO MICROPHONE UNDERGROUND[Def Jam edition]

01. NITRO MICROPHONE UNDERGROUND
02. BAMBU
03. MISCHIEF
04. 3 ON THREE(三銃SH*T)
05. PYRAMID
06. ASAMA131
07. S.K.I.T.
08. REQUIEM
09. となりのお姉さんが…
10. JUS’PLAYIN’
11. INFINITY
12. HARDCORE
13. UNSTOPPABLE(LIVE AT 江戸城ホール)
14. ピコピコポン
15. クチずさんでごらんよ
16. NICE DREAM
17. ボクも
18. SKIT
19. 45 FINGAZ OF DEATH
20. さきっちょだけですけれども
21. LIVE’99
22. T.B.C.



ペイジャーといった日本におけるハードコアHIPHOPのパイオニア達の活動を間近で見ていたヘッズが集まって結成されたニトロ
彼らは先駆者達から受けた衝撃を消化し、今度は自ら放電し本作を作り上げた。
当時ブラストから10年に1枚級の名盤と評され、実際本作の発表から10年経った今でも
マイクリレーもののアルバムで本作を超える作品は出ていない。

現在シーンで高い評価を受けているSEEDAやBESの曲を、普段ラップを聴かない人が耳にしたとしてもイマイチピンとこないのではないか。
彼らのラップの凄さはある程度ラップを聴いていないと理解出来ない性質のものだと思う。
それに対しこの作品はジャンルの壁を軽く超えた訴求力を持っている。

当時は個性豊かなMC達のラップに注目されがちだったが、本作を名作たらしめたのは
超絶トラックを用意したプロデューサー陣と本作のマスタリングを担当したD.O.I.の力が大きかったのではないか。
実際、当時本作を一聴した印象はトラックのかっこ良さと恐ろしい程までの統一感だった。
ラップがニトロというよりこれらのトラックがニトロという感じすらあった。
当時S-WORDが俺達がニトロなんじゃ無くて俺達が集まった時の空気感がニトロなんだよって言ってたが、それに近い印象があった。
ニトロのアルバムが数を重ねるごとに評価が下がっていったのもトラックがイマイチなものが増えたからだと思う。
特にM-1,M-8等の名トラックを手がけたニトロのメインプロデューサーだったDJ WATARAIのトラックの質の低下はかなり大きかっただろう。

MC陣に関して、SUIKENのフロウはキレがあるし、S-WORDはZEEBRA声だし、GORE-TEXはやりたい放題だし、
DELIの声は高いし、BIGZAMは目立たないし、この頃のメンバーは勢いとスキルのバランスでは一番良かった。
10年経ってメンバーはスタイルが変わったりスキルが上がったり下がったり色々あったが、やはり当時は良かったと思ってしまうのであった。
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カールじいさんの空飛ぶ家

2009年12月26日 23:50

CRUP01
カールじいさんの空飛ぶ家 / ピート・ドクター / ボブ・ピーターソン
★★★★★★★★☆☆

「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」等で有名なピクサーの2009年冬公開の最新作。

主人公がおもちゃだったり怪物だったりロボットだったり超人だったりと、
普通の人間という例が無かったピクサーアニメだが、今回の主役は頑固じいさん。
愛妻に先立たれた老人の旅物語と、お子様置いてきぼりなアニメ映画としては思い切りの良い内容となっている。

色んな所で散々言われていることだけど、主人公と奥さんの出会いから結婚、別れまでに至るまでの回想シーンが半端無く良い。
上映早々泣いてしまい、史上最速で泣けた映画となった。というか映画で泣いた記憶なんて殆ど無いのだが。

正直回想シーンが良すぎて本編が霞んでしまった感もあるのだが、
妻の残したアルバムの主人公との結婚生活は私が幼少時代に憧れた冒険そのものであった事、
私なき後は自分の人生を生きて欲しいというメッセージに、素直に良い話だなーと思いました。

MOSCOW DUB / KLLER BONG

2009年12月23日 21:00



01. it comes to want some times to spoil it
02. The cold in Moscow
03. From the cutting interstice
04. Exxsgggrtsyrf Csa
05. Are there any complaints
06. Jewel Rock
07. brown in the pool
08. Isn't there even broken parker well?
09. This Zone is an Cicada
10. zarunen that was abale to be shaken off



さながら大阪の雑居ビルの猥雑さを表現していたのかのような、
KILLER BONGの作風ど真ん中を行く、煙くて煙くてしょうがねぇOSAKA DUB
その流れをしっかり受け継いだTOKYO DUB。そして本作MOSCOW DUBでは、
モスクワの雪山で繰り広げられる荘厳な宴を再現したかのようなスケールの大きな音が鳴らされる。
よく分からない比喩で申し訳無いが、このように都市ダブシリーズのタイトルは個人的に非常にしっくりきている。

自分の中ではBLACK SMOKERの王道的な音が踊り狂っていたOSAKA DUBが最強なのだが、
こちらのMOSCOW DUBもかなり完成度は高い。
OSAKA DUBはKB印の極上ネタがモクモクと燻されていたのに対し、本作の肝の部分はシャープな音で満たされている。
色に例えるとOSAKA DUBは緑、本作は青。

OSAKA DUBはそれなりの速度で音が展開していたが、今作は非常にゆっくりと進行する。
導入部から本格な展開が始まるまで平気で10分以上かかるし。曲単位というよりもアルバム全体で音を起承転結させている印象だ。
その展開の遅さ、溜め具合が音の説得力を増幅させている。ちと退屈だが。

ZEEBRA自伝 HIP HOP LOVE / ZEEBRA

2009年12月21日 23:50



★★★★★★☆☆☆☆

デビュー20周年を区切りに発表したベストアルバムと同時期に出版された、日本語ラップ創世期からのトップランカーZEEBRAによる自伝本。
本作にはZEEBRAの幼少期からデビュー、そして現在までのアーティスト人生についてバランスよく記述されている。

祖父の横井英樹への想いや公開処刑騒動、ケーダブとの確執など気になることもしっかり語ってくれる。
また彼の歴史を追うことで日本語ラップの歴史もおぼろげながら垣間見えて興味深い。

本書を読んで改めて思ったのはZEEBRAはある意味で超保守的なHIPHOP論者なんだなという事。
話言葉でラフに書かれた本作は一見馬鹿っぽいが、彼の考えが筋道立てて語られており、さながらHIPHOPの教科書のようにも機能する。

生き方そのものがHIPHOPともいえるANARCHY自伝本を読んでも分かる通り、無意識にヒップホッパーというものを体言してるのに対し、
ZEEBRAはヒップホッパーが何なのかをよくよく理解した上でそういった生き方をしており非常に理性的と言える。

正直ピークを超えたようにも見えるZEEBRAの自伝本ということで全然期待してなかったのだが、なかなか読み応えのある一冊だった。

G.A.N.X.T.A. / G.CUE

2009年12月15日 23:50



01. プロローグ
02. 働け! feat. PitBull Fighter
03. ルーキー
04. Do Or Die
05. The Slowters feat. DOPEMAN
06. Computer Luv feat. DS455
07. Gum Skit
08. The Same All Shit feat. Mr.OZ
09. 相棒 feat. CITY-ACE
10. 砂時計 feat. NORIKIYO
11. 不撓不屈 feat. Kalassy Nikoff
12. 真夜中の決闘 feat. ILL-BOSSTINO
13. ラブソング
14. Grateful Days



今年でラッパー人生15周年を迎えるGANXTA CUEが、アーティスト名をG.CUEと改め放った渾身の3rdアルバム。

名前そのものにこだわるよりも、一度付けた名前を大切にしてその価値を上げるべく活動していくものだと考えているから、
改名は基本嫌いなのだけれど、今回に関しては良かったと思う。旧名よりもG.CUEの方がシンプルで素敵。

熱量たっぷりの闘いの歌と仲間や大切な人に向けた歌など粒揃いだった1stアルバム
新境地のフロウやトピックで派手にこけた2ndアルバムと、両極端なアルバムに続く本作の出来はいかほどか。

前作で見られた脱力フロウは封印し(素晴らしい!)今回は大きく分けて、
スピットするようなフロウと語りに近いラップの2種類が駆使されている。
どちらも抑揚が少なく単調なので、良曲にするには良質なトラックかトピックのどちらかが必要になってくる。

スピットフロウががっちりはまった例としては、ネトつくようなCUEのフロウと
上ネタのピアノのメロディラインが絡みあったフックが素敵な、本作最もハードコアなM-4が挙げられる。
他には、DOPEMAN製作のファミコンのBGMを彷彿とさせる不穏なビートの上で、
良質なネタが畳み掛ける様に聴き手を横殴りにしていくトラックが、CUEの男気フロウに強烈な味付けをするM-5も良かった。
明確なトピックが設けられた曲が大半を占める本作において、これらの曲の内容の無さは際立つが
(M-4はコンクリートジャングルでサバイバル!M-5はゆっくり効くぜ♪)。

ボスと「野良犬」で彼と共闘経験もある刃頭をプロデューサーに迎え、
最強の布陣で製作された元祖リリシストVS自称リリシストのM-12が今作最注目曲か。
ボスにボコボコにされるかと思いきや、思ったよりCUEは健闘していたと思う。
ただCUEがリリシスト対決をしたがっているのに対し、ボスは札幌と名古屋の話を中心にしてて、
若干噛み合ってないような気はした。アウトロでもTOKONA-Xとの話をしていたし。

M-9では相方のMr.OZへ向けた歌詞が素敵。「府抜けちまったら止めは頼む」とかかっこ良いなぁ。
去って行った同業者への愛憎を歌ったM-11では複雑な心境を上手く表現してる。
タイトルまんまのラブソングのM-13では高い声質を生かした可愛らしげなラップを披露する。
見た目がいかつ過ぎて新居が借りられなかったり、指輪は成功してからとか、リアル過ぎなエピソードに人事ながら心配してしまう。

ラップに関して、相変わらずフロウの幅は狭いし、韻もまるで踏まないし、男気溢れ過ぎだろと思わないでもないが、
今回歌詞に関してはよくよく考えて書いているというのは強く感じた。
トラック選びやトピックも練りに練ってる印象で、後はラップそのものをもう少し工夫して欲しい。
今作の方向性は非常に正しいと思うので、この調子でぜひ頑張って欲しい。

それとベテランでありながら、一緒にやりたいアーティストへ世代や派閥を超えてオファーするガツガツした姿勢は、
気心の知れた奴としかしないとか曰く殻にこもっているだけのアーティストよりもよっぽどカッコ良い。

後、今回のリード曲のM-2はイマイチ。まーCUEの今一番言いたい事は
「俺は働いてるぜ。おまえも働け!」ってことだったのかもしれないが、他に良い曲いっぱいあると思うんだけどなぁ。
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