--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

DAWN OF NEW ERA / GANXTA CUE

2007年10月17日 05:59





01. 血と涙の誓い
02. DAWN OF NEW ERA
03. The Man
04. 踏み出すだけ feat. 弘Junior
05. たった一言で傷つける
06. 祝辞 feat. 尾崎真希
07. Change The... feat.Los 13 Angeles
08. Suck feat. AKIRA & ANTY The 紅乃壱
09. Tatto feat. G-Niws
10. さくらのうた(独り咲きMix)
11. Don't Stop feat. AK-69
12. Unlimited Game feat. Ball Shooter & H2
13. Thugs Smile feat. La Bono
14. 黙って見てろ feat. Ms.Ooja
15. The Ghetto (Remix)
16. P.O.T. Phobia Of Thug feat. SHADE SHIEST & N.U.N.E



前回のミニアルバムでは別人格トニー・ザ・ブルを演じ、作品内において完全な虚構の世界を作り上げていたギャングスタ・キュー。
それとは対照的に、初のフルアルバムとなる本作では冒頭の「血と涙の誓い」で宣言する通り、
嘘偽り一切無しのリアルなリリックが綴られている。

タイトル曲で新時代の幕開けを高らかに宣言し、続く「The Man」では
嫌でも軍隊を連想させるトラックの上で鬼軍曹ばりのテンションでリリックをスピットする。
「踏み出すだけ」では過去の境遇を振り返りつつ、更に前へ進むと力強く歌う。
と、ここまではフォビアでのギャングスタ・キューのイメージそのままのゴリゴリの曲が続く。

一転して、叙情的なトラックの上で言葉の重みについて語る「たった一言で傷つける」や、
飾らない言葉で友人の門出を祝った歌詞が感動的な「祝辞」の完成度が高い事がアルバムの価値を高めている。
「Change The…」では人や世界が変われる事をエル・ラティーノと共に歌い、「Suck」ではアキラとアンチ・ザ・紅乃壱を迎え、
セーフ・セックスをテーマにポップなアプローチで楽曲を仕上げている。
曲調は再び一転し、シリアスなトラックの上で自身の人生と密接に繋がったタトゥーについて語る「Tatoo」は重みのある一曲となっている。

彼が手がけるブランド・カマカージのコンセプトにもリンクするであろう、神風特攻隊へ捧げた「さくらのうた」の歌詞もまた重い。
この曲のフックは右寄りの筆者でもどうかと思う程、右に振り切れている気がした。
タイトルとフックが頭が痛くなる程ストレートな「Don't Stop」では、AK-69がラップと歌の両方でスマートに援護射撃をしてくれる。

BPM早めのトラックの上でマイクリレーを展開する「Unlimited Game」は、
ヤケクソ気味のアクセルべた踏みなフックが強烈なグルーヴを生み出している。
ラ・ボーノを迎えたサグさ全開の「Thugs Smile」の世界観はフォビアのそれそのもの。
愛する人に向けた「黙って見てろ」では、ぶっきらぼうな言葉の裏に想いが見え隠れする気もした。

チョップド&スクリュード・リミックスが施された、「The Ghetto Remix」は鬼ドープな出来で、はっきり言うと別にいらないと感じた。
ラストのフォビアの新曲「P.O.T.」は彼等らしさ全開の一発となっており、
タイトル通り王者の立場から挑戦者を叩き潰さんとギャングスタ・キュー、ミスターOZ両者がぶち切れたフロウを聴かせる。

ラッパーのソロ・アルバムというものは、その人の生き様が刻まれるものだ。
全てが必ずしもそうとは言えないかも知れないが、少なくとも良いアルバムとはそういうものだ。
このアルバムにはギャングスタ・キューそのものが詰まっている。

彼は韻の踏み方は甘いし、歌詞にリリカルな仕掛けがあったりする訳でも無く、決してスキルフルなラッパーだとは思わない。
しかし、彼の言葉やラップは魅力的だ。それは彼の生き様やスタイルに因るのだと思う。
本作は少々聴き通しづらい部分もあるが、魂を感じた一枚だ。

[ 続きを読む ]
スポンサーサイト

眠る男 / PRIMAL

2007年10月09日 05:00

97687876567.jpg

01. 武闘宣言
02. .ブッダで休日 feat. MEGA-G
03. 器用貧乏
04. 存在
05. 情熱と快楽に生きる今 新宿路団
06. 東京Discovery 2 feat. メシアTHEフライ
07. 実態 feat. 麻暴, GENIUS
08. とことん病
09. 反骨精神 feat. 少佐
10. Emotional SIDERIDE feat. ViVi
11. 眠る男
12. 今を生きる
13. SHADOW feat. MAKI THE MAGIC
14. My Way
15. 川崎 Backing The Day feat. bay4k
16. 1week
17. 田園都市-WATASHI REMIX- Vocal by n uma
18. 戒壊 / MSC



MSCのNo.2的存在であるプライマル、漢のソロから遅れること約3年、ついにソロアルバムを投下。
プライマルの凄い所は独自のフロウを展開しつつも、巧みなライミングをみせ、更にはパンチラインまでしっかり決めてくる点である。
彼のような、フロウ、ライム、リリックの三本柱をしっかりと備えたラッパーは意外と少なかったりする。
本作から感じ取れる彼のキャラクターは、漢のようなある意味怪物じみた存在というよりは、
路地裏にたむろする、世間にカウンターパンチを食らわす事を夢見るスキルフルなラッパーといった印象だ。

本作は冒頭のイントロを除くと、スキット等が一切挟まれず、彼のラップをがっちりと堪能することができる。
中盤以降は歌心のある曲や静かな曲を配置したり、ジャズ・バンドとセッションした楽曲を後半に2曲用意したりと、
18曲70分を超える大作である本作をだれさせずに聴かせる為、かなり気を使った構成となっている。
とは言え、前半はハードな曲が続くので人によっては少し聴き辛いかもしれない。

D.L印のトラックの上でバトル・ライムを展開する「武闘宣言」や、ワックMCをおちょくりまくる「存在」等はらしい出来で、完成度も高い。
煙たさがオリジナルよりも大幅にアップしている「ブッダで休日」はファン・サービス溢れる曲と言えよう。

本作で一番気に入ったのは、怪し過ぎるフロウが魅力のメシア・ザ・フライと共に、東京を冷淡に描写した「東京Discovery 2」。
また「田園都市」のバンド・バージョンのハマリ具合はかなりのもので、これは新境地と言える。
更にその後に続く、イルシット・ツボイ・プロデュースのMSCの新曲「戒壊」で異次元へ飛ばされることになる。
ロックテイストのノイジーなトラックの上で、MC陣がフロウするこの曲は、よくあるミクスチャーの楽曲とは別次元のイルな仕上がりとなっている。
後半の漢のバースがこの曲のハイライトになっているのは、プライマルのアルバムの収録曲としては残念な気もした。

本作はその他にも聴き所満載で、かなり硬派なラップ・アルバムとなっているものの、ファンは間違いなく満足出来る一枚だと断言できる。

[ 続きを読む ]


最新の記事


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。