--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

よろしくお願いします / KREVA

2007年09月23日 02:39





01. ストロングスタイル
02. THE SHOW
03. YOU DON'T STOP!!
04. 揺さぶるブルー
05. ビコーズ
06. You are my sunshine feat. 千晴
07. 今日だけでいい feat. SONOMI & ALI-KICK
08. ため息はCO2
09. くればいいのに feat. 草野マサムネ from SPITZ (ALBUM VERSION)
10. 東西南北脳内回想録
11. SWEET SWEET メモリーズ feat. SONOMI
12. アグレッシ部
13. 終わりたくないオーワラナイ
14. THE SHOW(熊井吾郎Remix)
15. Have a nice day!
16. アグレッシ部(Remix) feat. KOHEI JAPAN & SHINGO☆西成



ヒップホップを世間に広げるという以前はジブラが中心的に担っていた役割を、今や彼に代わって担っていると言っても過言では無い
クレバの新作のタイトルは「よろしくお願いします」。
「アグレッシ部」「くればいいのに」に続きアレなタイトルの本作だが、
多作な彼が珍しく時間をかけただけありかなり完成度の高い一枚に仕上がっている。

冒頭の「ストロングスタイル」では本作で最も挑戦的なトラックの上で、
近年の彼にしては珍しいセルフ・ボースティングを示したリリックをストレートに聴かせる。
ライムの塊の定番フックが心地よい「THE SHOW」では
「狙い外さねぇ つーか狙わねぇ リアルな表現に目が覚め 人は人 俺は俺 やいのやいの言う前によこしなbeat beat」と、
巷に溢れる自身に対するディスへの返答を聴かせてくれる。
この曲では自身の音楽活動への一途な想いを歌っており、この曲全体がディスへの回答とも捉えられると思う。

DJタツタ・プロデュースの「東西南北脳内回想録」ではライブ等の直接的な表現を使わず全国巡行の様子を描写したリリックが秀逸。
オリジナルの「アグレッシ部」の歌詞は「今日は俺が俺の味方 広い世界 ただ一人になろうが」と、
よくよく考えたらあんまりな内容なのだが続編ともいえるリミックス曲で上手く着地したので安心した。
客演は歌詞の展開や韻の踏み方をクレバに上手く合わせいい仕事をしている。
特にここでもゲトーの現状を叫ぶシンゴ☆西成のストイックさに感動した。

ライブを意識したという本作の構成はアウトロからアンコールへの流れも含め素晴らしい。
特に驚いたのが「Have a nice day!」の位置で、人気曲をアンコールまで取っておく感じが実際のライブっぽい。
クレバの耳辺りの良さを追求したラップは今作において更なる飛躍を遂げている。
ライムの数は物凄く、ひたすらBPM遅めのメロウ曲が続くアルバムを客演も大して呼ばず
リスナーの耳を飽きさせないのは多くのフロウの引き出しがある証拠だ。
リリックも素晴らしくその辺の粋がってるだけのラッパーの歌詞より遥かに上質だ。

ただ前作に引き続き、恋愛がテーマのメロウな曲がアルバムの大半を占め、
次回作も同じ感じだと流石にマーケティング的に考えても不味いと思うのだが。
次はぜひ「ストロングスタイル」「Have a nice day!」辺りの作風を突き詰めた作品が聴きたい。

スポンサーサイト

ハゴロモ / よしもとばなな

2007年09月15日 00:16

ハゴロモ (新潮文庫)

★★★★★★★☆☆☆

よしもとばななの作品には時に、容姿端麗かつ柔和で細やかな事にまで気配りの出来る、
男側からしてみれば厄介極まりない完璧超人的な男性が当たり前の様に登場する。
この作品も例外では無い訳だが、それとは対照的に主人公の女性の造形はとても現実的だったりする。
本作ではそういった一見アンバランスな登場人物達がなぜか自然に共存し、ちょっと感動的な話を紡ぎ出してくれる。そんな小説。

RELOAD / GORE-TEX

2007年09月04日 01:48





01. RELOAD
02. PYLAMID
03. MESS-AGE
04. GET DIRTY
05. DIVE VIBE NICE GUYZ feat. K-BOMB, BUTCHER
06. BROTHERS ON THE RUN feat. KASHI DA HANDSOME, LUNCH TIME SPEAX
07. BLACK LIST feat. NITRO MICROPHONE UNDERGROUND
08. MIDNIGHT
09. MIRROR BALL 2004 feat. MICROPHONE PAGER
10. CHOP'N'ROLL
11. DEAD MAN TELL NO TALES feat. MIKRIS
12. BYBALON
13. D.T.T.B. feat. KILL YA SELF PRO
14. ANSWER
15. SKYPIA



ニトロの1stでは、吐き散らかすようなオリジナルフローを武器にアルバムの混沌とした印象をより強くしていたゴアテックス。
個性派揃いのニトロの中でも、キャラ立ち具合が群を抜いていた彼にはソロの話も多くあったようで、
実際シングル「WATER PROOF」でメンバー中最も早いソロデビューを果たしている。
しかしそれ以降、他のメンバーが次々ソロアルバムを完成させる中、彼はソロ作品を一切出さなかった。
そのかわり大量の客演をこなす事でより確かなスキルを身に付けようとしたらしい。

このアルバムが発表された2004年、ニトロの1stから始まったニトロブームも幾分落ち着きリリースのタイミングを逃した感も無くは無いが、
完成に時間を費やしただけの事はあり作品のクオリティは素晴らしく、
良作揃いのニトロのメンバーのソロデビューアルバムの中でも最高の完成度だと思う。

本作ではニトロの1stやデリやニップスの1stでの客演で見せた、
ぶち切れた個性を見せ付けるような破壊的フローはなりを潜め、その代わりスキルに裏打ちされた抜群に安定感のあるラップを聴かせてくれる。
客演も数多く呼んでいるがソロ曲をしっかりと聴かせるような構成の為、無駄に客演が多いという印象は無い。
ラージプロフェッサーやダイヤモンドDとのガチのセッションが楽しめるソロ曲や、
ニトロやペイジャーケイボンとの競演が楽しめる楽曲等、アルバムは聴き所満載である。

ただ、マッカチン製作のシンクタンクの作風にも似たカオストラックの上で、
無名のMC集団とマイクを回す「D.T.T.B.」の混沌具合がゴアテックスの真骨頂と言えるかもしれない。
本作の完成度はラッパーのソロアルバムとしては日本語ラップ史上でもトップレベルだと思うが、
この曲におけるバイブスをクローズアップした一枚もいつか聴いてみたい。


最新の記事


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。