2007年04月30日 17:00


01. Into-law feat. 來々, CHISA, G-NIWS
02. Original Zenius feat. Machaco, Kalassy Nikoff
03. A to Z ~a counting song~ feat. AKIRA, Equal
04. Report of a gun (long ver.) feat. HANGTOWN ALLSTA
05. 4 season ~hottest summer~ feat. プリメラ
06. Contrast
07. Made in underground feat. ANARCHY
08. Tearful smile
09. Between the bright and the dark (remix ver.) feat. EL LATINO, Ms Ooja
10. G'z always cry alone (long ver.)
11. Money launderin' feat. SIMON, PitBull Fighter
12. 4 season ~painful autumn~ feat. City-Ace
13. O FIVE TWO (remix ver.)
14. Thank you... feat. ANTY the 紅乃壱
15. Out-law
16. WE GOT IT LIKE THAT / Phobia Of Thug feat. HI-C





ビッグマックのレーベル・オーナーとして毎月のように発表される作品の製作に関わり、
名古屋ひいては全国のヒップホップシーンに多大な影響を与え続けているミスターOZ。
彼が今回着手した2ndは、彼の過去の代表作が数多く詰め込まれたなかばベスト・アルバム的な内容となっている。
アルバム・コンセプトとしては、ジャケットに写る黒と白で顔をペインティングしたミスターOZが
犯罪を犯すまでの心の葛藤や犯さなければならない環境や理由を、
現在の国内のヒップホップ・シーンの状態と重ね合わせながらアルバム全体で表現しているらしい。
2枚のシングルのイントロと同じトラックの上でアルバムの始まり及びヒップホップ・シーンを強奪する事を宣言する「Into-law」は、
3バースもありイントロというより一つの曲として成立している。
モサドの2人を迎えた「A to Z」はアキラからミスターOZまでの数え歌というテーマで、
2人が26個のアルファベットを順番に使ってリリックを展開していく。
フックとトラックをイコールが担当しずば抜けてかっこいい曲に仕上げており、新曲の中では間違いなく今作ベストの出来。
スキット的な楽曲「Contrast」に続く、アナーキーとの「Made in underground」では
アナーキーのタイトなラップに触発されたのか、ミスターOZも高速フロウを聴かせてくれる。
サイモンとレゲエDJのピト・ブル・ファイターを迎えた「Money launderin'」では、
ファニーなトラックとピト・ブル・ファイターによるフックがコミカルな印象で、シリアスな曲が続くアルバムの中で異色な楽曲となっている。
再構築された過去の楽曲はクオリティの高いものが揃っているが、
アルバムの流れが若干ちぐはぐな印象もありその点はフォビアの1stに似ている部分かもしれない。
ボーナス・トラックとしてHI-Cを客演に迎えたフォビア・オブ・サグの新曲が収録されており、
ついにフォビアとしての活動が再開されるのか期待が高まる。
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