--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

EPOCH / RIP SLYME

2006年12月30日 06:03





01. EPOCH ~intro~
02. ELEPHANT
03. Hot chocolate
04. ブロウ
05. Island
06. パーリーピーポー
07. DIG DUG
08. レッツゴー7~8匹 feat. スチャダラパー
09. Break beats ERA
10. アゲインスト
11. ラヴぃ
12. Present
13. LINDA
14. Wonderful



メジャーデビュー以来順調にキャリアを積み重ねてきたリップだが、
ベストアルバム発表後DJフミヤが自律神経失調症の為休養期間に入り、
プロデューサー不在のままの活動を余儀なくされる。
フミヤが復帰するまでの間、ペス・プロデュースのシングル「Hot chocolate」を発表したり、
布袋寅泰やくるりといった他ジャンルのアーティストとのコラボレーションを果たしてきた。

そして約1年の充電期間を経てフミヤが復帰し、久しぶりにメンバー全員揃ってのシングル「ブロウ」が製作された。
疾走感のあるトラックに楽しげな掛け合いのラップが乗り、フックの爆発力とキャッチーさも素晴らしく、
まさにリップのシングルの王道を行く安定した出来であった。
そしてフミヤの溜まりに溜まった製作意欲に急かされる様にして、メジャー5枚目のアルバム「EPOCH」が製作された。

精神的には1stに近い心境で製作されたという本作は、曲の濃度の高さやバリエーションの豊富さなど、「FIVE」と重なる部分も多い。
シングル等で様々なコラボをした影響か、リップにしては珍しく本作には
バーバルやスチャダラパーなどベテラン所のアーティストを客演に迎えている。
しかし大した化学反応は起こっておらず、彼らの必要性はそんなに感じなかった。

また曲の繋がりなどは悪くないものの、長めの曲が多くアルバムの流れはかなりゆっくりに感じた。
本作のテーマは自然と人間との共存らしいが、リリックからその様なものはあまり読み取れず
トラックもピコピコの電子音入りまくりで、自然が感じられるのはジャケットと前半の数曲くらいである。
MC陣の中ではやはりペスが一番上手く彼のラップが最もスリリングである。

作品の大きなウエイトをパーティーチューンが占めている一方で、歌フロウが心地良い癒し系の楽曲「Island」は
ボサノバやジャズの要素を取り入れており、ヒップホップの王道から外れているもののかなり素晴らしい出来。
リップはこのように様々なジャンルの音楽をヒップホップのフィルターを通して処理し、
ポップスとしても聴けるような作品に仕上げるのが本当に上手いと思う。

スポンサーサイト

BLACK BOOK / KILLER BONG

2006年12月27日 18:20

BLACK BOOK

★★★★★★★☆☆☆

キラーボングは作品において楽曲は勿論のことジャケット等でも強烈な個性を示しているが、
今回彼が手掛けた美術作品をまとめた、その名も「BLACK BOOK」が出版された。

本作を敢えてカテゴライズするならばコラージュということになるのだろうか、
写真を切り貼りしてそこにイラストを書き加えるという、彼の音楽作品にも見られる自由なサンプリング・センスが炸裂した強烈な作品になっている。
基本的に文字はほとんど見当たらずメッセージ性はあまり感じないが、病的なまでの無言の迫力を作品から感じ取ることが出来る。

本作は彼のノートをそのまま印刷した様で、白紙のページがあったり殆ど落書き同然のページがあったりと、作品の破天荒さは相変わらず。
しかしドキッとするような芸術的な作品もあちこちに見られ、彼の多才さに脱帽させられる。
本作はなぜか何度も見返したくなる不思議な魅力を持っており、中毒性の高さは彼のアルバムにも通じるところである。
[ 続きを読む ]

3on3 / V.A.

2006年12月25日 17:09





01. エンターテイナー / ラッパ我リヤ
02. カスタマイズ / MABO from N.M.U.
03. CRIMINAL JUSTICE / G-DX feat. FRISCO KID
04. 時の流れに身をまかせ / K DUB SHINE feat. DJ OASIS, 童子-T
05. #844 / 山田マン
06. HILL & GULLI SMOKERS / BLACK SMOKERS feat. KING MONGOL
07. HONBAN 2003 / FIRSTKLAS feat. AKTION, Q, 山田マン, MINESIN-HOLD
08. BOOM!!!!! / MINESIN-HOLD
09. やったらイイやつ / 山田マン, BACKGAMMON, INDEMORAL, 三善善三
10. #9629 / 山田マン
11. さわげ / ラッパ我リヤ

mic02.gif

ラッパ我リヤ初主演映画「3on3」。
映画の出来はイマイチだったものの、映画のサウンドトラックである本作の完成度は相当高い。

アトミックボム揃い踏みの「時の流れに身をまかせ」はDJオアシスのオリエンタルなトラックの上で、
三者が映画の内容に沿って自分達がヒップホップ・ゲームに参加するまでの過程をラップする。
K・ダブ・シャインによるフック「時の流れに身をまかせ ずいぶん昔は親も泣かせ 
一度の人生華咲かせ なめてた奴らの鼻明かせ」もらしい仕上がり。
シンクタンク参加の「HILL&GULLI SMOKERS」が始まると今までの流れが断ち切られ、
アルバムが一時彼ら独自の世界に支配される。
曲は彼等らしい良い意味でダラダラしたもので、非常にかっこ良い。

ファーストクラス・プロデュースのアクションを迎えた「HONBAN 2003」は、
我リヤとアクションの相性も抜群でかなり濃い仕上がり。
女性コーラスを加え若干柔らかくなったリミックスも悪くないが、
どこまでもソリッドなオリジナル曲の強度は抜群で我リヤファンなら気に入ること間違い無し。
純粋な我リヤの曲は最初と最後の2曲だけだが、
どちらも小細工無しでビートとライムのみで聴かせるストレートな内容になっており、出来も非常に良い。

本作の発表は4th発売の数ヶ月前だが、
4thで大幅なスタイル・チェンジをする直前の山田マンの非常にオーソドックスなラップを堪能することが出来る。
また走馬党の他のトラックメーカーに押されがちだったDJトシは、今作辺りからトラックの質が上がってきたと思う。
スキットを除くと実質9曲しかない本作だが、聴き所満載で捨て曲は全く見当たらず、隠れた名盤だと言える。

EAT MEAT TO THE BEAT PRODUCTIONS PRESENTS "It's My Thing" / Mr.Itagaki a.k.a. Ita-Cho "The Big Bambu"

2006年12月21日 15:37





01. BUDDHA SESSION feat. ASIAN-STAR
02. IT AIN'T NOTHING LIKE.. feat. TAD'S A.C., SUIKEN, GOCCI
03. HEAT DAMAGE feat. DELI, K-BOMB, D.L
04. I SMOKE YOU feat. MARS MANIE, MIKRIS
05. DREAMS feat. MIKRIS, ESSENCIAL ""Smith-Cn / Snipe""
06. CHECKLIST
07. SURVIVAL MODE feat. BIG Z, SHING02
08. 969 ROAD feat. MURO
09. LIFE LIKE DICE GAME feat. 565, DELI, BASS
10. CHILLN' CHARGE feat. MACHA-CHIN, XBS
11. SUPER TIGHT ~MY FRIED~ feat. DABO, TINA
12. MIDNIGHT DANCEHALL feat. S-WORD, BUTCHER



ニトロ本体やメンバーのソロ作品のプロデュースを主に手掛けてきた宇田川のベテラン堀師、ミスター・イタガキ
彼の初リード作である本作は、彼が今まで手掛けてきた作品と同様に
ワンループのかっこ良さを追求した、サンプリング美学に溢れたものとなっている。
収録時間は若干短めでスキットは一つだけ、ミックステープの如く矢継ぎ早に曲が切り替わっていく。
客演は所謂宇田川勢が大挙して参加しており、意外性は低いものの皆レベルの高い仕事をしている。

ポップ寄りのラップ作品を批判する歌詞がアルバムのあちこちで聴かれ、これが本当のヒップホップだと言わんばかりのトラックと共に、
本物のヒップホップとは何かという事をリスナーに何度も問いかける。
プライベートでも親交が深いビグジーとシンゴ02という、意外な組み合わせで送る「Survival Mode」はメッセージ性の強い曲になっており、
モノクローム調のトラックにも因り良い意味でアルバムの中でも異色の内容になっている。

ラストのスウォードとブッチャーを迎えた「Midnight Dancehall」は、
「HYBRID LINK」収録の「It's A New Day」にも通じるスケールの大きさを感じさせる貫禄の完成度を誇る。
アルバムは一聴しただけでガツンと来るような派手さは無いが、聴き込む程に味が出てくる燻し銀の魅力を持つ作品となっている。

おはよう日本(無修正Version) / 般若

2006年12月17日 12:07

おはよう日本(無修正Version)

01. おはよう日本 (無修正ver.)
02. 春一番
03. 残党
04. おはよう日本 (INSTRUMENTAL)



メジャーから出した1stアルバム収録の「おはよう日本」はクリーン・バージョンということで、
あちこちの歌詞が修正音で消されていた。
今作はインディーズから出しており、「おはよう日本」の無修正バージョンとアルバム未収録のカップリング曲が二曲収録されている。
タイトル曲の歌詞に関しては肯定するか否定するかは人それぞれだと思うが、とりあえずテレビでは絶対に流せない事は間違いない。

お勧めなのはタイトル曲よりむしろカップリング曲で、「春一番」は自分の目線から命の大切さを説いた曲で、自殺反対を熱く訴える。
「くたばりやがれ 自殺マニュアル サイトも掴むぜ 作者 胸ぐら」というラインも強烈で、般若の数あるソロ曲の中でも屈指の出来だと思う。
「残党」は原爆に対して歌った曲で、米国軍人の女児強姦事件にも言及するなどアメリカを痛烈に批判している。
「共通語って言えば英語? おまえの世界レベルってどの程度?」というラインも秀逸。

インディーズということで、シングル全体を通して般若は規制に縛られず自分の言いたい事を言いまくっている。
般若はメジャーよりインディーズの方が向いているような気がするのだが。


最新の記事


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。