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MANIFESTO / RHYMESTER

2010年02月20日 23:00

 2010年2月3日発表作品

01. 午前零時 -Intro
02. ONCE AGAIN
03. H.E.E.L.
04. New Accident
05. 渋谷漂流記
06. Under The Moon
07. 付和Ride On
08. ライカライカ
09. K.U.F.U.
10. ちょうどいい
11. ミスターミステイク
12. Come On!!!!!!!!
13. ラストヴァース
14. ONCE AGAIN Remix feat. DABO, TWIGY, ZEEBRA



前作「HEAT ISLAND」から4年のスパンを経て発表された、20年選手のライムスターによる7枚目のオリジナルアルバム。
20年も活動を続けるとフレッシュさを維持するのはとても難しいが、彼らは計画的にグループの活動を4年停止させ、
ソロや他グループでの活動を行い、更に本作のトラックを殆ど外注するという力技でそれに挑んだ。

宇多丸とMummy-Dのラップや、Mr.DRUNKやDJ JINのトラックは好きだけど、
メンバーのみで全てをまかなうオリジナルアルバムはライムスター濃度が高過ぎてちと苦手だ。
そんなファンとは口が裂けても言えない自分にとって、トラックのほぼ全てを外部に振った本作のバランス感覚は今までで一番好き。

隙間を空けたトラックと挑戦的なネタがラップを彩るDJ MITSU THE BEATSによるM-6や、
ライムスターぽく無い煙たさをMAKI THE MAGICが加えたM-12辺りはトラックメイカーとライムスターの個性がぶつかっててフレッシュな印象。
他の曲も地味ながらライムスターのラップをしっかりサポートしており、トンデモな曲は見当たらず。

2人のラップは昔ながらのスタイルを維持しつつ、今風に聴こえの良さも向上させるという離れ業を実践しており、
所謂さんピンスタイル(大雑把過ぎるけど)の現時点の最新進化系と言える。
リリック面では激熱のM-2、M-13を除くと、理屈っぽさが下がっており、メッセージがスッと入ってくる。
そもそもメッセージ性の無い曲も多いけど。

残念だったのはリベンジを誓うベテランの言葉が心に響くM-2のハイライトが冒頭に配置され、これに並ぶ曲がその後にないことだ。
ボーナストラックM-14に国内最高水準のスキルを持つベテランラッパーが集結しているが、オリジナル曲の足元にも及ばず。
ZEEBRAは良かったけど。
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HEAT ISLAND / RHYMESTER

2007年01月20日 00:02





01. JIN-TRO:THE GATE OF THE ISLAND
02. REDZONE
03. 逃走のファンク
04. HEAT ISLAND feat. FIRE BALL
05. けしからん
06. BIG MOUTH 2 ① [CENSORED]
07. 紳士同盟 feat. Romancrew
08. 東京、東京
09. 音楽は素晴らしい feat. SCOOBIE DO
10. JIN-GLE:THE WAY OF THE ISLAND
11. We Love Hip Hop
12. ダークフォースディスコ
13. BEDZONE
14. BIG MOUTH 2 ② [CENSORED]
15. Best Kept Secret
16. LIFE GOES ON feat. Full Of Harmony
17. BIG MOUTH 2 ③
18. ウィークエンド・シャフル feat. MCU, RYO-Z, KREVA, CUEZERO, CHANNEL, KOHEI JAPAN, SU, LITTLE, ILMARI, GAKU-MC, SONOMI, PES, K.I.N, 童子-T
19. 働くおじさん



ポップでも無ければハードコアでも無い独自なスタンス故に、シーンにおいて自分達の居場所を無くしていたライムスター
前作でそれらの不満を爆発させていた。
そうして自分達の立ち位置を再確認した彼らは今作を肩肘張らず伸び伸びと製作した様に見える。

そんな本作は全19曲70分オーバーと、彼らの全作品の中で最もボリュームのあるものとなった。
これまでの彼らの作品は隅々まで気が配られていて、客演は必要最小限に抑えられ構成も無駄の無いものが多かった。
それに対し数多くの客演を迎えた本作は、バラエティ豊かな楽曲群が雑多に詰め込まれている印象だ。
そして本作のそんなラフな部分は良い方に作用しており、ミックス・テープを聴くような感覚で気軽に聴ける作品になっていると思う。

先行シングルの「逃走のファンク」は、一般受けも良さそうなアッパーなビートの上で現実からの逃避をテーマにラップを乗せる。
トラックに合わせテンション高めな宇多丸と、敢えて外してダウナーなラップをするマミー・Dの、スタイルのコントラストも面白い。

バンドのスクービー・ドゥを迎えた「音楽は素晴らしい」では、
バンド演奏の上で敢えてオーソドックスに韻を踏み倒す宇多丸のスタイルが非常に痛快。
またDJジンの「ヒップホップもロックも死ぬだろう 時代も世代も移りゆくだろう だが決してなくならない 
ただ残る素晴らしい音楽は」というラインも素晴らしい。

終盤の「ウィークエンド・シャッフル」ではファンキーグラマー+童子-Tを客演に呼んでおり、
16MCというとんでもない人数のマイクリレーが展開される。
ベテラン揃いのクルーだけあり一人八小節という少ない持ち時間の中で、皆印象的なラップを聴かせてくれる。
SUの「時は金なり 明日は土なり」というラインが個人的にツボ。
爽やかなトラックと各MCの軽やかなフロウにより、7分を超える大作なのに聴き苦しさは全く無い。

細部まで綿密に考えられたアルバムを作る事の多いライムスターだが、
どちらかと言うとノリ重視の本作を彼らのベストアルバムに挙げるリスナーも多いのでは無いだろうか。

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