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ZEEBRA自伝 HIP HOP LOVE / ZEEBRA

2009年12月21日 23:50



★★★★★★☆☆☆☆

デビュー20周年を区切りに発表したベストアルバムと同時期に出版された、日本語ラップ創世期からのトップランカーZEEBRAによる自伝本。
本作にはZEEBRAの幼少期からデビュー、そして現在までのアーティスト人生についてバランスよく記述されている。

祖父の横井英樹への想いや公開処刑騒動、ケーダブとの確執など気になることもしっかり語ってくれる。
また彼の歴史を追うことで日本語ラップの歴史もおぼろげながら垣間見えて興味深い。

本書を読んで改めて思ったのはZEEBRAはある意味で超保守的なHIPHOP論者なんだなという事。
話言葉でラフに書かれた本作は一見馬鹿っぽいが、彼の考えが筋道立てて語られており、さながらHIPHOPの教科書のようにも機能する。

生き方そのものがHIPHOPともいえるANARCHY自伝本を読んでも分かる通り、無意識にヒップホッパーというものを体言してるのに対し、
ZEEBRAはヒップホッパーが何なのかをよくよく理解した上でそういった生き方をしており非常に理性的と言える。

正直ピークを超えたようにも見えるZEEBRAの自伝本ということで全然期待してなかったのだが、なかなか読み応えのある一冊だった。

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World Of Music / ZEEBRA

2007年11月04日 20:33





01. World Of Music(intro)
02. 運命
03. Reason(Let U Know) feat. Simon & D.O
04. Top Of The World
05. Back Stage Boogie feat. Bes, 565 & Uzi
06. Not Your Boyfriend feat. Jesse(RIZE)
07. We Leanin'
08. Shinin' Like A Diamond feat. Sphere of Influence & May J.
09. Stop Playin' A Wall
10. This Is 4 The Locos feat. DS455 & Big Ron
11. 360°feat. OJ Flow, KM-Markit, Aktion, Braidz, Gotz & Uzi
12. Lyrical Gunman
13. Everybody Needs Love
14. My People feat. 加藤ミリヤ
15. 雲の上のHeaven
16. Last Song



シーンにおけるジブラの評価を確固たるものにしたクラシックと名高い1st。
不良性を強く押し出したスタンスでそういうのが大好きな年頃の青少年をリスナーに取り込む事を主な目的に製作された2nd。
日本語ラップ作品としては前代未聞と言えるアルバム全編に渡ってダンスミュージックが繰り広げられる3rd。
原点復帰をテーマにシーンのユニティを呼びかけつつも結果的に自身のキャリアを総括する内容となった、全方位対応型のバラエティ溢れる4th
と、このようにジブラは一枚一枚のアルバムをかなり強い目的意識を持って製作している。

では最新作「World Of Music」のコンセプトは何であろうか。
少々意味深なタイトル、全編英語詞のイントロ、バイリンガルスタイルを多用した本作のジブラのラップ、
多数の海外プロデューサーの起用などから本作が世界を少なからず意識したものであることは間違い無いと思う。
更にサイモンやベス、D.O等才能ある若手アーティストのフックアップというものもあるだろう。

また彼らとの競演曲を聴いて気付いた事はそんな若手と比べてもジブラのラップは決してフレッシュさで引けを取っていないという事だ。
良くも悪くも十年前からスタイルが変わっていない者が少なくないさんピン組の中で、
ツイギーと共にジブラは異色の存在と言えるかもしれない。
過去日本語ラップを根付かせる為に奮闘していたジブラがバイリンガルスタイルに移行したのは、
シーンが広がり日本語ラップど真ん中の事をしているアーティストの数も多くなったからであろう。
その為彼も安心して新たなスタイルを模索することが出来たのだと思う。

今作でジブラはウェッサイやレゲエ、ロックなど露骨な位に色んなジャンルのエッセンスをアルバムに取り入れている。
しかしそれらをバランス良くアルバムに配置しておりアルバムにはしっかりと統一感がある。
ジブラはアルバムに捨て曲を入れたがらないが、本作には捨て曲とまで言うと言い過ぎかもしれないが、
軽めの曲がいくつか入っている為今までのアルバムより聴き易くなっている。
個人的には本作は歴代の彼のアルバムの中で最もよく聴いている。
それは今作におけるジブラのスタイルやリリックが今までで最も自然に感じられるからだと思う。

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The New Beginning / ZEEBRA

2006年11月13日 23:42





01. The New Beginning(Intro)
02. Street Dreams
03. The Three 16's(The Return) feat. TWIGY, D.L
04. Story Of A Sucka MC
05. Escape feat.Full Of Harmony
06. Taste Of Honey feat. Co-Key, KM-MARKIT
07. Oh Yeah
08. Let's Get It Started feat. Swizz Beatz
09. Wildin' Part IIfeat. Q, AKTION
10. Beat Boxing feat. Braidz
11. The Motto feat. OJ FLOW & UZI
12. Slow Down(Album Mix) feat. NaNa
13. Beat Boxing feat. HIbikilla
14. Save The World
15. Do What U Gotta Do feat. AI, 安室奈美恵, Mummy-D



自身が立ち上げたUBGと共に総力を結集して製作し、結果クラシックと誉れ高い出来となった1st。
オリコン初登場2位を獲得し商業的にも成功したハードコア路線の2nd。
再結成したギドラの活動の反動からフロア受けを狙った作風になり賛否両論を巻き起こした3rd。
と作風は違えぞ良作を連発してきたジブラ
前作から2年半もの長いインターバルを置いて製作された4thのテーマは原点復帰であった。

国内ヒップホップ・アーティストの名を挙げていくイントロに続く今作最重要曲「Street Dreams」では、
自分達がシーンを作ってきたことを自負しつつ
第一線から退いた過去の仲間にも熱い言葉をかけ仲間と共に闘い続ける事を宣言する熱い一曲となっている。
同曲は古株のヘッズや同業者達から特に大きな反響があったという。
続く「The Three 16's」では、ツイギーD.Lという共にシーンにおいて大きなトライアングルを描いているともいえる
超豪華なメンツと共に熱いマイクリレーを展開する。
ストーリー物の「Story Of A Sucka MC」に続く3曲は3rd路線のフロアライクな内容となっている。
その後のスウィズ・ビーツとの「Let's Get It Started」、自作のゴリゴリのビートの上で
Q、アクションと、濃いMC達とマイクを回す「Wildin'PartⅡ」辺りは2ndのハードな路線を踏襲している。

「Slow Down」は年々暴力的になっていく米国のヒップホップ・シーンに対して警鐘を鳴らす重要なメッセージソングとなっている。
T・A・K ザ・ライムのジャジーなトラックの上でピースフルなリリックを展開する「Save The World」では、
ジブラの新たな側面を見ることが出来る。
ラストはAI、安室奈美恵、マミー・Dと、メジャーフィールドのアーティストを巻き込んだアゲアゲのパーティーチューン「Do What U Gotta Do」。
女性陣が歌声を聞かせジブラとマミー・Dが互いに高速ライムを展開する訳だが、今回はマミー・Dに軍配が上がると思う。

一曲一曲存在意義のある楽曲が並び、スキットを除き捨て曲が無いのはジブラのアルバムに共通している部分だと思う。
今作は何曲かはアメリカの有名プロデューサーが手掛けている訳だが、そこまで出来の良いトラックでは無く
中身よりもプロデューサーの名前でトラックを選んでいる気がしないでも無い。
とは言え自身の様々なスタイルをバランス良く聞かせつつ新たなスタイルも提示した、今作のトータルクオリティが相当高いのは間違い無い。



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