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P・R・A・Y / SHIZOO

2010年08月03日 23:30

 2009年6月3日発表作品

01. INTRO
02. LISTEN UP
03. たしかに feat. BES
04. GET DOWN feat. NORIKIYO
05. hends up now feat. BIGZAM, PIT Gob
06. skit
07. STILL LOVE YOU feat. 筒井アカネ
08. COME THIS WAY feat. LUCK END
09. LIKE THIS
10. IT’S ABOUT GO DOWN
11. LIFE’S SO HARD
12. Skit
13. それでも
14. SMILE ft Lyric Tribe
<BONUS TRACK>
15. STILL LOVE YOU(REMIX) feat. 筒井アカネ
16. HATER

mic02.gif

マイアミでドラッグディーラーをしていた頃に投獄された過去を持つ、HIPHOP的には優等生な経歴のSHIZOO。
客演やミックスCD「CONCRETE GREEN」への参加で徐々に名前を売り、
練マザファッカーズとしてリンカーンにもチョイ役で登場した彼が、作り上げた初めてのフルアルバム。

海外で生活していた時期があった彼だけあり、リリックには英語が大量にまぶされているが内容は簡単なので、
おいて行かれることはない(文法的におかしい気がするが、ネイティブに通じるのだろうかこれ)。
フロウは黒人ラッパー的な響きに厚みのあるルーズなもので、
向こうのラップを再現している日本のラッパーは案外少ないので結構貴重なのではなかろうか。
本人的にはリリック・フロウ・ライミングのどれも疎かにしたくはないようで、実際韻も踏まなければならない箇所では軽くだが踏んでるし、
リリックはタイトでもないし凡庸な表現が目に付くけれど曲毎に伝えたいメッセージは明確だ。
とはいえ、やはりフロウの魅力に引っ張られたラップをしていると言える。

客演と共にヤンチャな面をアピールしたり(M-8のBIG-Tの「一度は見てみろ Real Gangsta life.
見たことある奴だけが出来るtrue talk. Hey こっち来いよ」って歌詞は悪い意味で酷い)、
クラブでの馬鹿騒ぎや恋愛についてもラップしているが、アルバムの軸となるのはHIPHOPへの真摯な想いを歌った曲だ。
荒廃した過去の境遇を振り返り「例え生活が貧しくても 心は貧しくならねぇように」と歌うM-11、
「例え布団がダンボールでも ベッドがコンクリートでも」祈り続けると歌うM-13までの流れは素晴らしい。

投獄後のどん底からHIPHOPに救われた過去が大きいのだろう、ANARCHYと並び
HIPHOPに対して盲目的なまでの信頼を寄せている彼の、伝えたい事がアルバムには充満している。
言いたいことがあるかどうかはラッパーにとってスキルよりも重要だ。
ラッパーというのはスキルやモチベーションの変動が激しい存在で、
良い作品を作るにはタイミングというものが非常に重要になると思っているのだが、SHIZOOはとても良い時期に本作を作り上げたと思う。

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