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STAR ILL WARZ / S-WORD

2010年03月15日 23:30

0530100315203603.jpg 2003年7月16日発表作品

01. BIG BANGZ feat. DELI, DABO, MACKA-CHIN, GORE-TEX, SUIKEN, BIGZAM, XBS
02. FIGHT FOR YOUR RIGHT
03. Burst
04. SKIT
05. THA Legend and THA Next feat. MURO
06. Devil May Kry feat. HI-D
07. SKIT
08. WORLD SUMMIT
09. ILLAND
10. one time feat. DOUBLE
11. WRAP MUZIK
12. 果て



1stソロアルバムからかすれ声へとフロウを変えたS-WORD。
スタイルの過渡期ということで1stアルバムでは新たなフロウを完全に使いこなせていなかった彼だが、
ミニアルバム「FORTUNE」を経て自身のスタイルをものにし、それを武器にスタイル合戦をしているのが本作だ。

個性派集団のニトロ全員を呼んだM-1、ビースティ・ボーイズの「FIGHT FOR YOUR RIGHT」を日本語で再構築してカバーしてしまったM-2、
自身のアイドルだったリビング・レジェンドMUROを呼んだM-5、JUST BLAZEとの日米合戦を繰り広げるM-8等、
スタイル・ジャンル・世代・国を超えたスタイル合戦が繰り広げられる。

M-1は客演のバースは結構良いのだが、無駄に長いイントロ・アウトロのせいでだれがち。
また存在感抜群のこの曲が冒頭にあるせいでどうも作品が頭でっかちな印象になっている。
続くM-2も流れをぶち壊す作風なわりに可も不可も無い出来。
そんな感じで冒頭はイマイチなのだが、この後の流れは結構良い。

DJ WATARAI(この頃の彼は良かった)のキラキラしたビートに、S-WORDのラップが勢いよく乗るM-3はタイトな仕上がり。
プロデュースとラップ両方でMUROが援護してくれたM-5は両者のスタイルの差が面白さを生む。
S-WORDが昔のスタイルだったらこうはなってなかっただろう(昔はもっとMUROに近いフロウだった)。

M-6ではDJ YASの激渋トラックとHI-Dの歌声に、S-WORDのかすれ声が抜群の相性は見せる。
彼のスタイルチェンジはこの曲の為にあったんじゃ無いかという程のハマり具合。
DEF JAMパワーでJUST BLAZEを呼んだ本作のメインディッシュであろうM-8は、
トラックが大味過ぎるきらいはあるが両者の個性がぶつかり合い、日米対決という表現も大袈裟ではない仕上がりだ。

M-10では日本のラッパーの多くが苦手とするダンスチューンを器用にこなし(DJ WATARAI作のトラックが良い!)、
藤原ヒロシによるチルチューンM-11では歌に思いっきり寄り添ったスタイルを駆使する。悪くない。

前半の流れがグダグダなのと決定打に欠ける点、ボリューム不足なのが気になるが、
S-WORDが自分のやりたいことを完全にやった感のある清々しい作品だ。
ただ無音状態を経て流れるボーナストラックは邪魔。
中途半端にファニーなラップがつまらなく収録時間稼ぎとしか思えない。どうせなら昔のスタイルでやれば良かったのに。
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